辺野古実防衛省申し入れ

7.5 埋め立てのための土砂搬入をやめろ
設計変更申請不承認を

 7月5日午後6時半から、防衛省への申し入れ行動が辺野古実の呼びかけで行われ、100人が参加した。
 最初に辺野古実の仲間がまとめ的な提起を行った。
 「全国で沖縄が唯一のコロナ感染防止のため、緊急事態宣言を出している。それにもかかわらず、防衛局は辺野古基地建設の工事を中止していない。許し難い。さらに、米国の独立記念日の7月4日に昨年に引き続き、基地の中でパーティーを開いた。感染拡大が考えられる。それなのに日本政府は米軍に対して何も言わない」。
 「埋め立て設計変更申請に対して、知事の判断がせまっている。知事が不承認を宣言すれば、国はそれを無力化させるためにあらゆることをやってくるだろう。われわれは知事を支持して闘っていく」。
 次に辺野古の海を土砂で埋めるな首都圏連絡会は、「辺野古の海を埋め立てないで、埋め立て不承認を支持します、というネット署名を先週から始めた。今日までに1499筆集まっている。5万筆を目指しているので協力してほしい」と訴えた。
 平和をつくり出す宗教者ネットは「具志堅さんの6・23ハンストに連帯する国会前座り込みを行った。具志堅さんは県庁前、平和の礎で3日間のハンストを行い、遺骨が含まれる土砂を基地建設に使うなと訴えた。これから全国の自治体に陳情書を出す。すでに奈良、金沢、小金井市などで採択されている。ぜひ協力して欲しい」と話した。 
 山城博治さん(沖縄平和センター議長)が沖縄から電話でアピールした。
 「辺野古は緊張している。埋め立て設計変更申請について、政府の主導で、今月中にも結論を出さざるをえなくなってきている。土砂積み出しの塩川港でのベルトコンベアー使用について、5、6、7月と県は許可している。そして、キャンプシュワブを横断し大浦湾にいたる美謝川の水路変更問題で名護市は関与するものではないと言って容認している。そのため、工事が始まろうとしている」。
 「具志堅さんが反対している南部からの遺骨まじりの土砂搬入についても強行される可能性がある。沖縄県議会は全会一致で南部の土砂採取に反対する決議をあげた。全国で反対決議をつくりだそう。重要土地調査規制法の実施を止めていこう。6月28日、石垣市議会で、市自治基本条例から住民投票に関する条項を削除する条例案を可決した。奄美大島で「(中国に)攻撃される可能性がある」とミサイル発射訓練を行った。戦争へ突き進む政府の暴走を止めよう。菅政権を倒そう」。
 止めよう辺野古国会包囲実は「サンゴの移植問題で県の訴えを2月3日、福岡高裁が棄却した。それについて最高裁で7月6日に判決が出る。最高裁でも棄却される可能性が高い。この暴挙に7月7日、最高裁への抗議行動予定している。参加してほしい」と話した。
 沖縄環境ネットワークは、馬毛島、奄美大島、沖縄島、石垣島、宮古島で自衛隊基地建設が進んでいることを指摘し、反対を呼びかけた。沖縄一坪反戦地主会・関東ブロックが「重要土地調査規制法について、7月23日に学習会(文京区民センター3A、午後2時から4時)を行うこと、辺野古実が、知事が変更申請に不承認をした時、翌日に首相官邸前でアピール行動を行うと報告。今回の防衛省への申し入れはHOWSと宗教者ネットが行った。
 知事の埋め立て申請不承認に対して、全国で支持の闘いをつくりだそう。(M)

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