4.26チェルノブイリデー

国会前でキャンドル行動
原発止めよう東京ネット

最悪の原発事
故を忘れない
 4月26日、36年目のチェルノブイリデーに、原発止めよう!東京ネットワーク主催のキャンドル行動が衆議院第二議員会館前の歩道で行われた。午後6時半の開始前には雨も収まり、まず原発事故の収集作業に従事して死亡した消防士やロシアのウクライナ侵攻による死者らを追悼する黙とうが行われた。
 約30人の仲間が手にしたキャンドル――紙コップの底の穴から通した中太のろうそくの炎が時々強まる横風に吹き消されても再着火させ、約1時間のスタンディング行動は行われた。
 黙とうにつづき、日音協メンバーとの合唱、原子力資料情報室共同代表の伴さん、チェルノブイリ子ども基金の向井さん、たんぽぽ舎の坂東さん、ふぇみん婦人民主クラブの小川さんと片岡さんがそれぞれの活動報告や行動提起を行った。

一人ひとりを
大切にしたい
 向井さんは、ウクライナ侵攻直後は「現地カンパはチェルノブイリ救援・中部へ送金を」と呼びかけてきたが、子ども基金でも送金ルートを確保し、現地から支援のお礼がとどいていることなどを報告した。また、政府や公共放送機関などに同調しないで「チョルノービリ」と呼称せず、団体名称も変更しない理由を、4月9日の基金のブログに掲載したことを紹介した。
 ブログでは「子ども基金はウクライナのみを対象としている訳ではなく、ベラルーシも支援対象であることで、両国の共通語であるロシア語由来のチェルノブイリが適切」「世界的、歴史的出来事であり、すでに一定の用語として普及(中略)。アウシュヴィッツは
ドイツ語の呼び名で、現地語の呼び名とは違いますが、すでに定着しているのと同様」「団体名変更の手続きには多大な労力を要することになり、基金の業務に支障をきたし、支援活動が滞るという本末転倒」と3つの理由が示され、「私たちは、国や民族に関わりなく、苦しみや悲しみを抱えながらそこに日々生きる一人一人を大切にする活動を続けて行きたいと考えています」と結んでいる。
 進行役の原水禁スタッフの井上さんによるシュプレヒコールで36年目の行動を締めくくった。  (KJ)

【関連情報】
チェルノブイリ子ども基金HP
http://ccfj.la.coocan.jp/index.html
ブログ「事務局だより」
https://blog.goo.ne.jp/cherno1986jimukyoku

ロシアは侵略をやめろ、キャンドル灯しアピール(4.26)

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