ポルトガル　ブロコ、「右翼へのもっとも戦闘的な野党」になると約束

ブロコ・デ・エスクエルダ

　マリアナ・モンタグアは、開票日夜の声明で、選挙結果では右への転換があったが、ブロコは何とか抵抗でき、２０２２年の時より票を伸ばし議席を維持できた、と強調した。
　議会選挙結果への左翼ブロックまとめ役の反応は、在外有権者の票によって変わる可能性も考えられるような、ＰＳ（社会党）とＰＳＤ（中道右派の社会民主党）間の接近した結果を条件に、「議会情勢が未だ完全に明らかでない」時点で出てきた。
　マリアナ・モンタグアは、この日曜日（３月10日）の選挙から帰結する右への移行は「ＰＳの絶対多数による２年間の悲惨な政治の失策を映し出している」、と語った。

議会選結果
右への移行
　しかしこの移行にもかかわらず、彼女は「ブロックは抵抗し、得票を約３万票伸ばした。ブロックはこの選挙の中で断固とした立場を守り、われわれの議席すべてを維持した」と強調した。そして彼女は、「われわれは政権から右翼を取り除くあらゆる解決策ではその一部であるだろう」と続けた。
　この選挙でブロックは、リスボンとポルトでふたりの議員〈マリアナ・モンタグア、ファビアン・フィゲイレド―リスボン、マリサ・マチアス、ホセ・ソエイロ―ポルト〉、セトゥバルでホアナ・モルタグアの再選を勝ち取った。
　そして彼女は「わが人民を守るために左翼のオルタナティブの建設」に貢献すると約束し、「わたしは、今後ブロックの中に右翼に対するもっとも戦闘的な野党を確保することになると知っている左翼の人々を強く求める」と語った。（２０２４年３月11日、「エスクエルダ」からＩＶが訳出）（「インターナショナルビューポイント」２０２４年）