日本共産党の改定綱領が開いた 「新たな視野」とはどういうものか (下)

世界の民衆と共に変革の道切り開け 樋口芳広(日本共産党員) 3、社会主義への流れから「アジア・中東・アフリカ・ ラテンアメリカの広範な国ぐにの人民の運動」を削除  改定綱領が開いたとされる「新たな視野」の第二は、資本主義 […]

日本共産党の改定綱領が開いた「新たな視野」とはどういうものか(上)

変革への展望は開けたのか 樋口芳広(日本共産党員)  さる一月、日本共産党は第二八回全国大会を開催した。日本共産党が、憲法改悪と「戦争国家」への道を直進する安倍政権に対決する「野党ろ国民の共闘」の軸として重要な役割を果し […]

「先進国第一主義」への純化

日本共産党の綱領改定案批判討論と批判、そして共同のために  日本共産党は、来年一月に予定されている第二八回党大会に向けて、議論を進めている。一一月の党中央委員会では、党綱領改定案が提起され、「赤旗」紙上でもその論議が紹介 […]

「自共対決」の単純化と問題点

日本共産党の総選挙での躍進をどうみるか 樋口芳広(日本共産党員)  昨年末の総選挙で日本共産党は改選八議席を二一議席に増やした。一月に開催された第三回中央委総会では、これを「自共対決の本格的な到来」と評価した。この日本共 […]

過去の反省を欠いた「原発からの撤退」論の問題点

寄稿 日本共産党は原発政策をどのように「転換」したのか 樋口芳広(日本共産党員)  日本共産党は福島原発事故から二カ月近くたった五月になって旧来の「安全を重視した原子力の平和利用」=原発肯定の立場からの転換を進め、「原発 […]

書 評『汚名』

書 評『汚名』(油井喜夫著、毎日新聞社、1600円+税) 歴史の真実を直視し誤りを認める勇気を 「さざなみ通信」から  1972年に発生した「新日和見主義事件」は、日本共産党のスターリン主義的組織体質を象徴する粛清事件で […]

「日の丸・君が代」の法制化による容認へ

「普通の国民政党」に 向けてさらに踏み出す 日本共産党批判「日の丸・君が代」の法制化による容認へ「かけはし」99.3.8号「普通の国民政党」に 向けてさらに踏み出す  広島での高校校長の自殺をきっかけに、小渕政権は「君が […]

共産党指導部の右転換と党内左派の課題

満井 聡(日本共産党員) 「しんぶん赤旗(8月25日付)は、緊急インタビュー「日本共産党の政権論について�\不破哲三委員長に聞く」を掲載した。7月参院選で躍進した共産党は、その成果にすっかり舞い上がり、「安保堅持論者との […]

安保問題「凍結」=安保維持打ち出す

「安保検事論者との連合政権」論は村山社会党的右転換への第一歩だ 平井純一 不破委員長のインタビュー  7月参院選で自民、民主に次ぐ第三党へと躍進し、「総与党構造」に組み込まれなかった事実上唯一の政党としてその存在感を高め […]

川上徹箸『査問』を読んで

何とも歯切れの悪い読後感 滝山五郎 「6・15」のない60年安保  私は『査問』を読みながら、「何ともはぎれの悪い気分」を味わった。まえがきで著者は「糾弾ならもっと早い時期にやった。だが、それは何も生み出さなかっただろう […]

書 評『査問』

書 評『査問』(川上徹著 筑摩書房 1800円+税) 日本共産党「新日和見主義事件」と歴史の真実 満井 聡(日本共産党員)  1972年、日本共産党内で「新日和見主義派」と党中央に規定された人々に対する粛清が行われるとい […]

米英仏など「連合国」帝国主義を美化しスターリニズムを免罪

高島義一  1995年6月に村山連立政権が国会で採択した「戦後50年国会決議」は、「侵略戦争」という言葉も、「不戦の誓い」も、被害者への「謝罪」も「補償」もないものになった。日本共産党は、天皇制日本帝国主義の戦争責任を認 […]