7.16五輪強行に抗議のデモ 東京

バッハ、コーツは広島・長崎に行くな!

五輪マフィア
に怒りの訴え
 7月16日、反五輪の会、オリンピック災害おことわり連絡会は、築地市場跡で東京五輪抗議のスタンディングから「バッハ・コーツは広島・長崎に行くな!東京五輪一週間前抗議デモ」を行い、120人が参加した。
 この日、広島では「IOC会長バッハのヒロシマ利用を許すな! 東京五輪を中止しろ 広島デモ」(東京五輪の中止を求める広島連絡会)が行われている。バッハは、広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)に献花、原爆資料館を視察しスピーチ、湯崎英彦知事と松井一実広島市長との対談を行っている。広島の仲間たちは、「バッハは広島に来るな」「五輪は中止だ。広島を利用するな」のプラカードを掲げ、抗議のシュプレヒコールでバッハの広島訪問を迎え撃った。バッハ広島訪問中止ネット署名は、7万1067人(7・16)に達している。
 バッハは、13日、「万人にとって安心安全な大会にするということで、万人とはアスリートであり各国選手団であり、そして最も大事なのは日本の国民の安全ということ」などと話していた。だが後に緊急事態宣言が出ていることを知っていながら菅首相に感染状況改善の場合は「有観客にしろ」と要求していたことがメディアに流れてしまった。オリンピック・マフィアのバッハ発言は、ウソと本音を使いわけるペテンでしかない。
 13日、1万8000人を超す東京五輪の選手・関係者の生活拠点とする選手村(東京・中央)が開村した。東京五輪・パラリンピック組織委員会は選手村について入村状況、選手・関係者が新型コロナウイルスの検査で陽性になった場合でも、症状の有無や国籍などは非公表とすることを発表した。「バブル」と称する行動制限によって安全・安心運営ができると言っているが、すでにスタッフ12人が新型コロナに感染していた。羽田、成田空港の空港検疫で複数の選手が新型コロナの感染が判明、濃厚接触も増えている。雪だるま式で増えていくことは必至だ。
 入国時の水際対策として2週間隔離することになっているが、選手は特例として隔離措置が免除というザル方式で実質的にフリーパスだ。いったいどこが「安全・安心運営」だと言うのか。できないことを「開催ありき」で強行突破しようとするやり方の破綻が明白なのである。東京五輪を即刻中止するしかないのだ。

不当逮捕を
許さないぞ
 前段集会は宮崎俊郎さん(連絡会)の司会で始まり、「ここ築地市場は、オリンピックのために移転を余儀なくされ、厳しい状況におかれている。23日までの1週間、オリパラ即刻中止を訴え続けていこう」と呼びかけた。
 久野成章さん(東京五輪の中止を求める広島連絡会/電話)は、「本日、IOCバッハが広島に来た。私たちの抗議デモがNHKなど報道で流されている。1時20分、バッハの慰霊碑への献花に合わせて抗議のシュプレヒコールの嵐をたたきつけた。『バッハの広島入りを許すな、東京五輪をやめろ、広島は闘うぞ』のコールを英語と日本語で行った。その後、50人はデモに移り、広島はバッハ訪問を歓迎していないことを示した。被爆者、被爆二世の方も参加した。東京の皆さんの五輪反対の取り組みによって被爆地広島でもオリンピックに反対する声を上げることができた。東京のコロナ感染は1300人を超え、オリンピックを契機に爆発的になってもおかしくない。民衆の命と健康をないがしろにしてオリンピックの強行を許してはならない」と訴えた。
 反五輪の会は、「2020年2月朝、仲間の自宅に公安警察30人がおしかけて不当な家宅捜索を行った。その後も任意出頭せよと脅迫、嫌がらせが続いていた。7月13日、世田谷署は出頭せよという書面を送りつけてきた。茨城ではオリンピックに抗議する人が聖火リレーにおもちゃの水鉄砲で水をかけたら不当逮捕された。いまだに不当拘留中だ。反五輪に対する弾圧を許さない。すでに首都圏は、警察官、自衛隊がウロウロし、戒厳令状態だ。ナショナル・オリンピックを中止させよう」と発言した。
 長野のオリンピック中止を求める松本の会は、「今、松本駅前で抗議のスタンディングをやっている。7月10日、オリンピック反対の学習会を行った。反五輪の声を長野でも広げていきたい」と報告した。
 7月9日に東京地裁に『東京オリ・パラ中止を求める仮処分申立て』を提出した長野の仲間は、「申し立てを地裁は受理したが、今後の動向に注視していただきたい。後々にこの裁判闘争は、オリンピック推進派にとってボディーブローとなっていくだろう。昨日、長野県にたいしてオリンピックに関する情報公開請求し開示書類が明らかとなった。ところが1500枚のコピーは、国、県のマニュアルばかりで肝心の責任者名、契約書などが出てこなかった。情報隠蔽のオリンピック体質が現れている。オリンピックは、選手を持ち上げ、みんなで頑張ろうと見込んでいる。やはり選手の責任、オリンピック参加の責任も追及していく。選手自身もオリンピック利権の一部をになっていることを指摘しておきたい。大会が強行されても反対のとりくみは続けていく」と表明した。
 杉原浩司さん(五輪ファミリーを退治する市民有志)は、「バッハ一行が宿泊しているホテルオークラに向けて抗議行動を50人で行った。警察官に妨害されたが、また明日、『オリンピック中止』の手紙を直接渡しにいく直訴行動を行う。ぜひ参加していただきたい」と呼びかけた。
 デモは築地市場跡の前から出発し、組織委員会、選手村に向かった。デモ解散後、トリトン・スクエアに移動して組織委員会に申し入れアクションを行った。
(Y)

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