投稿 新型コロナとワクチンについて考えるために (その2)
たじま よしお
人身御供「人柱供養堂」のこと
上信越自動車道の「PA新井スマート」インターチェンジでおりて、県道新井柿崎線をまっすぐ行き吉増の信号を右折してゆくと「地すべり資料館」と「人柱供養堂」がそれぞれ別棟になって建っています。いつの頃からか、一つの伝説がありました。この地域は昔から地すべりが多く、長雨が続くと、田畑を一瞬のうちに流されてしまい、農民は頭を抱えていました。そこへ一人の旅の僧が足を止めて農民たちの苦しみを聞き、自ら人柱になったという伝説です。
ところが1937年、客土のため田んぼを掘っていたところ、高さ90㎝直径69㎝の大きな素焼きの甕が見つかったのです。そしてその中から坐禅を組んだ人骨が発見されたのです。
1961年に新潟大学がその人骨を調べたところ、鎌倉末期の40代の人骨であると判明した。人骨は小柄であるわりには脚の骨が太く、腕の骨は細かった。地元の農民によれば、もっと腕が太いはずであり、農作業には携わらずに諸国を行脚している旅の僧のものであろうと推定された。1992年には、新潟県によって隣に地すべり資料館が建てられ、それと同時に人柱供養堂も建てられ、今の立派なお堂になった。
(以上新潟県ホームページよりの抜粋)
日本で医療従事者から最初にワクチン接種が始まったのは、2020年2月17日からでした。例年のインフルエンザワクチンでも、その副作用による死者が出ているのです。新型コロナワクチンの危険性について、その道の専門家である医療従事者が知らないはずはなかったというのは、当然のことであったと思います。そして私たち一般人とは違ってワクチン接種を拒否しずらい雰囲気があったのではないかと思うのです。つまり人体実験であり、人柱であったのです。
私は冒頭で日本では「新型コロナの感染者数や死者数については毎日報道されていますが、ワクチン接種後になくなった人たちのことは、ほとんど話題にもなっていないようです」と述べましたが、欧米などと比べてこの段差はいったいなんだろうかと考えることに正直疲れました。
そこで、人柱供養堂に祀られているお坊さんは誰なのか、すでに鎌倉時代末期の40歳代の男性ということがわかっているのです。あとはどこの宗派かがわかれば、当時のお坊さんは公務員に相当する身分保証がありましたからその頃の名簿はどこかにあるはずで人物特定はそんなに難しいことではないはずで、彼の生まれ故郷に分骨して小さな記念碑を建ててあげたい。そこから今わたしたちを取り巻いている社会について考えてみたいと思うのです。
鎌倉仏教と曹洞宗
マルクスは中世の革命思想は異端の宗教から生まれたと、どこかで述べていましたが、日本も例外ではなく鎌倉時代に日蓮の法華宗、法然・親鸞の浄土宗、道元の曹洞宗などなどが中世日本の革命思想として荒々しく登場したのです。これらの革命思想がそのまま発展したならば、やがて社会主義・共産主義思想に発展した。しかし徳川封建社会の中でその思想は変質させられて、封建領主の出張所となって出産や人々の死亡などを届け出する機関となってしまった、というのが私の仏教観です。
人柱供養堂のお坊さんは 誰か?
さて「人柱供養堂」のお坊さんの宗派は何か、おそらく道元(1200〜1253)が拓いた曹洞宗と見て間違い無いでしょう。道元は法然・親鸞が拓いた浄土宗の念仏については、それらは「口声をひまなくせる、春の田の蛙の昼夜になくが如し、つひに又益なし」(「弁道話」)と排斥し、ただひたすらの座禅を主張していたのです。人柱供養堂のお坊さんは、龜の中で経文を唱えることもなく、己が仏と一体になる、己が超絶対的な世界となることを追求しながら、只ひたすらに座りに座りつづけながら生を終えたのです。彼は、鎌倉時代末期の人物と言いますが、一口に鎌倉時代末期と言っても幅があります。道元が拓いた永平寺(1244年)の後に建立された曹洞宗の寺院なども巡って、そこの古文書などを調べれば人柱供養堂のお坊さんの名前は特定できるのではないでしょうか。道元は1253年になくなっていますが、その後も曹洞宗の寺は全国各地に建てられています。
11世紀始めごろは、お坊さんは国家公務員的な身分保証がなされていたのですが、11世紀中頃の曹洞宗の道元は、地方の領主羽多野義重の庇護を受けていたとされていますから、地方公務員的な身分の僧が現れ始めたとみて良いと思います。ですから福井県・新潟県周辺の曹洞宗のお寺の古文書を調べれば彼の実像が浮かび上がってくると思うのです。
すべてのみなさんに訴えます
何度も繰り返しますが、新型コロナワクチン接種後に亡くなった方は、私たちの代わりに死んでくれた人たち=人柱です。そのことをどのように受け止めるかは各人各様であって良いと思いますが、みんなでこの情報を共有することから始めませんか。検索の手順は以下の通りです。「新型コロナワクチン副反応疑いの報告について/厚生労働省」→「報告された事例と評価について」→「死亡例の報告について」→「資料1ー3ー1」
厚生労働省による記述は曖昧で不誠実なところはありますが、いかにも官僚らしい律儀さも見受けられます。 (おわり)
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