文化・批評
読書案内「イギリス炭鉱ストライキの群像」(上)

熊沢誠著/旬報社/1870円 2023年 西島志朗  著者の熊沢誠さんは、「日本の労働者像」(筑摩書房)や「民主主義は工場の門前で立ちすくむ」(田畑書店)、「日本的経営の明暗」(筑摩書房)などの数多くの著書で、一貫して労 […]

「Artificial Intelligence(人工知能), 2020」

読書案内 メラニー・ミッチェルPicador Paper, November 2020, USD 14.39  今年に入ってからメディアでAI(人工知能)に関連するさまざまな事件等が報道されている。AIを使用したウイルス […]

文化・批評
読書案内「労働法はフリーランスを守れるか」

橋本陽子著/ちくま新書2024/1012円(税込み) 投 稿  西島 志朗 闘いの理論的根拠を与えている  昨年の4月に成立し、5月に公布された「フリーランス新法」(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)が、今 […]

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書評 書名「The Korean War: A History(朝鮮戦争の歴史)2011」

著者:Bruce Cumings (ブルース・カミングス)  昨年末から今年にかけて朝鮮民主主義人民共和国(以下、「朝鮮」)がミサイル発射実験を繰り返し、朝鮮半島情勢は緊迫の度を増している。2月に実験は行われなかったが、 […]

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映画紹介『夜明けへの道』

監督・脚本・撮影 コ・パウ 指名手配された映画監督が描く「逃亡劇」と「ジャングルでの潜伏生活」 民衆の大義を全世界に訴える 軍政打倒のゆるぎない信念  ミャンマーの著名な映画監督コ・パウが制作した『夜明けへの道』が新宿・ […]

文化・批評
映画「ゲバルトの杜」を鑑賞に劇場へ

『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』公式ホームページ 『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』公式ホームページ  はじめの前置き  本紙2810号(4月22日発行)の「ゲバルトの杜」記事を瀬戸宏さんの個人サイト「川口 […]

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投書「オッペンハイマー」を私も観た

核エネルギーの拡散 ―地球への負の遺産の原点  私は公開日の3月29日に鑑賞した。史実をもとにしているが、脚色された場面も多くある作品だ。SMさんの投書(本紙4月15日号)にあったセックスシーンのこと、鑑賞する前に予習し […]

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投書「ビヨンド・ユートピア 脱北」の映評を読んで

N・J  「ビヨンド・ユートピア 脱北」の映評を拝読しました。丁寧に映画のあらすじを紹介していて読みやすい記事でしたね。いろいろ反響もあったのではないですか。 実は私も先日、このドキュメント映画を見ました。封切り間もなく […]

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読書案内「北から命がけで日本に来た男」

キム・ヨセフ著  光文社(1400円+税) 北朝鮮の生々しい実態を明らかに  テレビに映し出される金正恩と娘、拍手喝さいする官僚たち、軍事パレードで着飾って踊る平壌市民ら……。これらは北朝鮮に住む1%にも満たない特権階級 […]

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映画「ゲバルトの杜~彼は 早稲田で死んだ~」

5月25日公開 「内ゲバ」根絶のために 代島治彦さんの最新作に応援を!  毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞を受賞した「三里塚のイカロス」(2017年)の監督・代島治彦さんの最新作「ゲバルトの杜~彼は早稲田で死ん […]

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投書「オッペンハイマー」を観た

SM  イオンシネマ新百合ヶ丘で映画「オッペンハイマー」(原題:Oppenheimer、監督:クリストファー・ノーラン、2023年、アメリカ、180分)を観た。 映画は、アメリカの原爆開発チームのリーダーだったJ・ロバー […]

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読書案内「検証 ナチスは『良いこと』もしたのか?」

小野寺拓也、田野大輔・共著 岩波ブックレット №1080 税込902円 「政治的正しさ」への反発が「絶対悪」を「善」に変える 確かな知識の伝達を粘り強く  私の高校時代。世界史を担当した男性の教師Aは、授業のたびに生徒た […]