文化・批評
投書「ビヨンド・ユートピア 脱北」の映評を読んで

N・J  「ビヨンド・ユートピア 脱北」の映評を拝読しました。丁寧に映画のあらすじを紹介していて読みやすい記事でしたね。いろいろ反響もあったのではないですか。 実は私も先日、このドキュメント映画を見ました。封切り間もなく […]

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読書案内「北から命がけで日本に来た男」

キム・ヨセフ著  光文社(1400円+税) 北朝鮮の生々しい実態を明らかに  テレビに映し出される金正恩と娘、拍手喝さいする官僚たち、軍事パレードで着飾って踊る平壌市民ら……。これらは北朝鮮に住む1%にも満たない特権階級 […]

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映画「ゲバルトの杜~彼は 早稲田で死んだ~」

5月25日公開 「内ゲバ」根絶のために 代島治彦さんの最新作に応援を!  毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞を受賞した「三里塚のイカロス」(2017年)の監督・代島治彦さんの最新作「ゲバルトの杜~彼は早稲田で死ん […]

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投書「オッペンハイマー」を観た

SM  イオンシネマ新百合ヶ丘で映画「オッペンハイマー」(原題:Oppenheimer、監督:クリストファー・ノーラン、2023年、アメリカ、180分)を観た。 映画は、アメリカの原爆開発チームのリーダーだったJ・ロバー […]

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読書案内「検証 ナチスは『良いこと』もしたのか?」

小野寺拓也、田野大輔・共著 岩波ブックレット №1080 税込902円 「政治的正しさ」への反発が「絶対悪」を「善」に変える 確かな知識の伝達を粘り強く  私の高校時代。世界史を担当した男性の教師Aは、授業のたびに生徒た […]

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映画紹介『伯 爵』

パブロ・ラライン監督 2023年 チリ Netflix 2023年9月15日配信111分 18世紀後半、フランスにピノッシュという吸血鬼が産み落とされる。孤児院で育った彼は国王ルイ16世の若き兵士として身分を確立するが、 […]

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映画紹介『ビヨンド・ユートピア 脱北』

マドレーヌ・ギャヴィン監督作品 決死の脱北―北朝鮮、中国、ベトナム、ラオスそしてタイへ 隣人として繋がるために  映画『ビヨンド・ユートピア 脱北 』は脱北を試みる家族の死と隣り合わせの旅に密着したドキュメンタリー映画だ […]

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『東電刑事裁判 問われない責任と原発回帰』

海渡雄一・大河陽子著 彩流社 1650円(税込) 読書案内  本書は2011年の3月11日の東日本大震災で起きた福島原発事故に対して、その刑事責任を徹底的に追及するとともに、原発のない社会をつくるための行動こそが私たちの […]

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映画紹介 『終わらない週末』 

Netflix製作・23年12月8日配信(原題、『Leave the World Behind』) アメリカの焦燥と不安  マンハッタンに住む白人中産階級の家族4人が郊外のビーチに別荘を借り週末を過ごしにいく。別荘の手配 […]

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投書「『福田村事件』を観た」

SM  「被差別部落問題に朝鮮人虐殺という二つのタブー」(映画パンフ、5ページ)にふれた映画「福田村事件」(監督 森達也)を観た。 私がこの映画で最も印象に残ったシーンの1つは、沼部新助(永山瑛太)が「朝鮮人なら殺してえ […]

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書評:木村聡『不謹慎な旅』

木村 聡/弦書房 2000円+税 負の記憶を巡る「ダークツーリズム」  ダークツーリズムとは、本書のサブタイトルにもあるように「負の記憶を巡る旅」である。それは、戦跡や被災地、スラム街などなど、人が物見遊山で出かける観光 […]

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映画紹介「風よ あらしよ」(劇場版)

100年前、自由を求めて闘った一人の女性の生涯  2月23日、新宿ピカデリーで映画「風よ あらしよ」(劇場版)を見た。関東大震災時に、大杉栄、甥の橘宗一とともに、甘粕正彦憲兵大尉らによって虐殺された伊藤野枝(当時28歳) […]