3・8世界女性デー

フランス みんなでストライキへ!

3月7日 NPA全国フェミニスト委員会

2021年3月8日が、特に女性に重くのしかかっているシステム内の世界的諸危機を背景に来ようとしている。彼女らが圧倒的に占めている職、特にケア部門の、しかしまた公共サービス部門のそれらは多くの場合、コヴィッド19危機に直面する最前線に置かれてきた。さらに、女性が同時にもっとも不安定な職にある者(パートタイム職の70%、低賃金職の4分の3)であるがゆえに、彼女らは今、経済危機の影響に苦しむ最初の者たちでもある。
 そして、彼女たちが苦しみを受ける最初の者であることに気づくに至ったその中で、暴力が止まることにもなっていない。ロックダウンと夜間外出禁止令のさまざまな様相はただ、家族間暴力、ドメスティックバイオレンスを増やすだけになっている。そしてそれに対しては、近年、フェミニスト運動がそれに応じて立ち上がってきたのだ。
 同時に、家族関係の強化(保健衛生の危機に力を得て)に、数年間それ以前に進行してきた反動的な攻勢が伴っている。道徳的秩序と伝統的家族を保持するためのMAPをめぐる後退(注1)は、この最新証明だ。
 パンデミックのために、しかし何よりも権威主義国家のために、集団的諸構造を組み上げることは困難になっている。さらに分離主義関連法が、ムスリムを敵視する攻撃を加速している。しかしまたその攻撃は、この間の日々われわれが見てきたように、大学に、また特に研究の進歩的諸潮流にも向けられている(注2)。その中で極右は世論調査で支持率を上げ続けている。
 2010年代以来、われわれは極めて戦闘的な大衆的なフェミニスト運動の再生を経験してきた。そしてそれは、構造的な暴力という問題を、さらに全体としての資本主義システムという問題をその闘争の心臓部に置いている。ラテンアメリカを起点に、ポーランド、スペイン……を中継して、この運動は、フェミニストストライキという問題を中心に置き、国際的規模でのフェミニスト闘争の必要性を前進させている。
 この夏、サパティスタの活動家たちが、「5大陸で闘争中のあらゆる人民」と会合をもつための国際ツアーの一部として、チアパス――メキシコの1地域――から出かけてくる予定だ。その代表団は、主に女性から構成され、そして彼女らの懸念はわれわれのものでもある。すなわち「人類の生き残りは資本主義の破壊にかかっている」。
 この数年間の事例となってきたように、女性ストライキへの呼びかけは、女性なしに世界は回らないと示すために、国際的に組み上げられ続けている。コヴィド19危機をもって、社会的再生産に不可欠な機能と職を圧倒的に占めているのは女性、ということは今日さらに見えるものにすらなっている。今あるのは、大規模で民衆的なフェミニスト運動を、しかしまた反レイシスト、反ファシスト、そしてLGBTI運動とつながりを作ることができる運動をも生き生きと保つ挑戦だ。3月8日という日付けは、賭けられていることに匹敵する応答の始まりとならなければならない。3月8日、みんな街頭へ、みんなストライキへ!

(注1)医療的支援を受ける出産の利用を全員に開放する提案に対する、フランス議会による拒絶。
(注2)分離主義関連法はオンライン上のヘイト発言と宗教グループの外国資金調達を厳格に取り締まると主張するが、特にイスラムへの攻撃と見られている。

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