フェミニズム 国際女性デー
世界中で闘っている女性と連帯を
NPAフェミニスト委員会
3月8日は、その世界的な大きさのゆえに、世界中で闘っている女性との、特にあらたな帝国主義間対立の出現とさまざまな大陸における戦争の耐えがたい存在を特徴とする全体構図の中で闘っている女性との、われわれの連帯を示す機会だ。
パレスチナ、スーダン、ウクライナ、ロジャヴァ、イラン、そしてチアパスで、女性は、民衆の自己決定の権利を守る点で、また帝国主義者の侵略と戦う中で前線にいる。しかし彼女たちはまた、武力紛争の最初の犠牲者でもあり、彼女たちの生活条件は劇的になる可能性がある。
女性と戦争
非武装の住民に敵対する戦争の中で、女性は「もはや、彼女たちへの攻撃が戦争のある種の副次的結果を意味するような、時たまの犠牲者ではなく、狙われた相手となっている」。
一般論として、武力紛争は女性とLGBTIの人々に対する暴力を高める。戦争の武器としてのレイプ利用は、性的暴力の高まりと貧困の危険に女性が非常に高くさらされる状況と一体的に広がっている。
これは特に、さまざまな民兵間の紛争という脈絡の中で、コンゴ民主共和国東部での事例だ。ウクライナでは、アムネスティ・インターナショナルによれば、ロシアの侵略が引き起こした戦争は、女性の精神的、肉体的、また出産に関する健康に有害な影響を及ぼし続けている。
戦争という全体関係はあらゆるところで、命の生み出しへの攻撃という意味であろうが、あるいは砲弾の犠牲者を作り出す命令の意味であろうが、女性の身体を支配することを狙った行為の増大に導きつつある。「人口統計に関する再武装」というマクロンの計画は、生物力というこの論理、すなわち競争や限度一杯の使用や市場競争のルールに命を従わせるような、家父長的かつ資本主義の論理の一部なのだ。
こうして帝国主義戦争は、本来のものとして、資本主義の最高段階として、資本蓄積と供給の諸々の危機を克服しようとする世界の諸大国が見つけ出した道として現れている。
パレスチナでは、女性は、麻酔と医療ケア利用の欠乏のゆえに、非人間的な条件で出産し、数え切れない苦しみに耐えている。命と子どもへの攻撃は、パレスチナ民衆を破壊しようとするもっと包括的な攻撃の一部だ。ガザの主要なインフラの破壊、力づくの追い出し、疾病、そして生活の基本的必要を確保することの欠落は今、前例のない人道的な危機に導いている。
軍隊の残忍な攻撃を前に、また永続的な服喪状況の中で子どもと社会や家族のつながりを保つ中で、パレスチナの女性たちは、イスラエル国家による75年以上の植民地主義的占領に抵抗する勇気と決意によって際立ってきた。
帝国主義と家父長制と対決するフェミニスト・ストライキ
3月8日、われわれは今、ジェンダー抑圧とジェンダー不平等を悪化させている帝国主義戦争の残忍さを糾弾するための、国際的なフェミニスト・ストライキを訴えて声を上げている。われわれは今、パレスチナ、ウクライナ、スーダン、コンゴ、また世界中で、戦争の虐待と喪失に直面している女性およびジェンダー・マイノリティとの連帯と統一を構築中だ。
女性は、戦争の付帯的な犠牲者に、あるいは狙いをつけられた目標にされるのを拒否する。われわれは、世界の紛争での決定策定における女性の場を要求する。われわれは、資本主義の、帝国主義の、家父長主義の社会秩序に反対する国際的かつ自律的な女性の運動の重要性を再確認する。(2024年3月8日、「ランティカピタリスト」よりIVが訳出)
▼NPAフェミニスト委員会はフランス反資本主義新党(NPA)のフェミニスト委員会。(「インターナショナルビューポイント」2024年3月8日)
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