スリランカ すべての政治囚の解放をメディアへの弾圧をやめろ

第四インターナショナル第16回世界大会決議

 昨年五月、タミール人民の民族的闘争は、スリランカ政府によって全面的な敗北を喫した。「テロとの戦争」の産物だったこの敗北は、何年もの間闘われた民族解放闘争が被ったものとしては、最も包括的な敗北だった。それは単にタミール人民の敗北にとどまらず、スリランカの左翼と進歩的諸勢力の敗北である。戦争の最後の二ヵ月間、軍隊は、情け容赦なくまた見境なく砲撃と空爆を加え、およそ四万人の市民を殺害した。そこには多くの女性と子どもが含まれている。この一月再選されたマヒンダ・ラジャパクサ大統領は、何十年もの間タミール人民が闘ってきたタミール民族問題を解決するつもりはまったくない。
 この戦争後、およそ三十万人の市民が戦争地域から脱出することを強いられた。そして、有刺鉄線のフェンスで囲われた収容キャンプに閉じ込められた。この国内難民(IDP)は、まさにそのように烙印を押されたのだが、十二月以降元の家に戻ることを許された。しかしラジャパクサ政権は、実際にそこに落ち着く手段を与えていない。人びとは今も、財政的支援、さらに食糧支援、医療と保険衛生上の援助を待っている。今日まで約十万人は、今もなお難民キャンプにとどまっている。
 この状況に加えてラジャパクサ政権は、彼の政治的対立者を黙らせるために、あからさまなかつ野蛮な抑圧に訴えている。無法者の陰に隠された形で約一万二千人の政治囚がいる。彼らの内の何人かはいかなる法的審理も行われず、またその政治囚のほとんどはタミール人である。この三年の間に、二十人を下らないジャーナリストが殺害された。多くのジャーナリストが生命の危機を感じて国を逃れた。
 政権は、タミール民族問題の政治的解決に真剣に取りかかるべきである。その最初の一歩は、権力の分かち合い協定を作り上げること、と思われる。
 われわれはまた以下のことを要求する。
すべての政治囚の無条件の解放
スリランカ政府が、メディアの自由に対する抑圧を停止すること
スリランカ政府がIDPに、元の家での安全な居住を請け合うこと、並びに彼らの暮らしを保障すること

 われわれは、シンハラ国家の抑圧に直面する中で、NSSPのわが同志たちが採った、また今も採り続けている勇気ある立場に照らして同志たちを喜びに思う。そして同時に、左翼の一部が国際的にこの闘争に十分な支持を与えなかったことを残念に思う。
 2010年2月27日

The KAKEHASHI

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