ギリシャにおける自由徴兵運動の抑圧に反対する提案
第4インターナショナル国際委員会で採択
今年2月に開催された第4インターナショナル国際委員会において、ギリシャにおける自由徴兵運動の抑圧に反対する提案が参加者から行われ、採択された。ギリシャにおいて軍国主義に反対する運動が、当局の裁判戦術によって圧殺されようとしている。またそれに抵抗するすべての組合活動が禁じられているという。
軍医を中傷したとされるニコス・シャラランポロスに対する新たな裁判が、ギリシャの国家と軍による自由徴兵スパルタカス・ネットワークと徴兵連帯委員会に対する迫害と復讐の一環として行われている。これは、軍隊における抑圧と搾取に反対し、ナショナリズムと軍国主義に反対する運動を脅迫によって圧殺しようとする試みである。
2022年のGDPに占めるギリシャの軍事予算の割合は、NATO加盟国中第1位(アメリカの3・46%に対して3・54%)と、世界最高水準であった。ギリシャ国家が東地中海での交戦を助長し、難民からEUの国境を守るために何十億ドルも費やしているのと同時に、徴兵された兵士たちには何の補償もなく、受け入れがたい生活条件のもとで兵役に就いている。この有毒な軍国主義的・搾取的な枠組みの中で、徴用された人々によるいかなる形態の組合活動も禁じられ、すべての抵抗が攻撃にさらされている。
第4インターナショナルは、自由徴兵スパルタカスネットワークと徴兵連帯委員会と全面的に連帯する。私たちは、軍隊における民族主義、軍国主義、帝国主義、人種差別、搾取、抑圧に反対する人々と共に闘っていく。私たちは、ニコス・シャラランポロスに対するすべての告発が直ちに取り下げられることを要求する。
2024年2月27日
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