第四インターナショナル日本支部としての活動再開にあたって

共同コミュニケ

日本革命的共産主義者同盟(JRCL)
国際主義労働者全国協議会(NCIW)

 日本革命的共産主義者同盟は、同盟内の女性差別問題に起因した全女性メンバーの離脱によって、第一三回世界大会(一九九一年)で支部資格を喪失した。
 その後いくつかに分裂した諸組織のうち、日本革命的共産主義者同盟(JRCL)と国際主義労働者全国協議会(NCIW)は、二〇〇九年九月以降、共同で機関紙『かけはし』を編集・発行し、第四インターナショナル日本支部として活動する意思を共通のものとしてきた。また、第四インターナショナル世界大会および国際委員会に代表を派遣し、パーマネント・オブザーバー組織として国際的な結合を維持してきた。
 第一七回世界大会(二〇一八年)のあと、両組織は二〇二〇年春に予定されていた国際委員会に対して、両組織で構成される「第四インターナショナル日本協議会」を日本支部として承認することを要請した。この国際委員会は新型コロナウイルスのパンデミックにより開催が中止されたが、その後第四インターナショナル・ビューローから「第四インターナショナル日本協議会」を日本支部として承認すると決定したとの連絡があった。
 われわれ両組織は、この決定を受けて、第四インターナショナル日本支部としての活動を再開することを決定した。資本主義システムが、自らに起因する気候危機、コロナ危機、社会・経済・政治危機のなかにある今、そのオルタナティブとしてのエコ社会主義に向けた闘いが求められている。われわれはそのたたかいの先頭に立つことを改めて表明する。

   2020年11月26日

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