労働党・変革党、5日に単一の社会主義大衆政党建党大会を開催

単一の社会主義大衆政党「労働党」発足

 労働党と社会変革労働者党が「労働党」の名前で新しい社会主義大衆政党活動を始めた。
 労働党、社会変革労働者党(変革党)は5日午後2時、ソウルのトクサン駅の文化庭園アートホールで「単一の社会主義大衆政党建設」の党大会を開催し、以下のように決定した。
 この日、党名改正案件が党大会前に議論され、約3時間の討論を行ったが否決された。両党は党建設準備委員会を通じて綱領と党憲・党規、過渡期的運営方案などを設けたが、党名をめぐる合意には至らない状況だった。社会変革労働者党所属の党員らは新しい党を建設するのだから新しい名前が必要だとし「社会労働党」を主張したが、在席代議員のうち42人が該当案件に賛成、しかし投票議決定足数である50人を超えることはできなかった。労働党所属の党員が発議した「平等社会党」という党名も否決された。両党の統合代議員は労働党から90人の代議員、変革党から38人の代議員で構成されている。
 また、この日、両党は社会主義大統領選挙共闘本部のイ・ベグュン候補を両党の公式候補として認定した。イ・ベグュン候補は「昨年9月、変革党総会以後、数多くの同志が脱党し、昨日は18人の脱党届けが掲示板に上がってきた。党の最も中心で活動されてきた方々だ。だから私たちがよく行っているのか、懐疑感を聞いたのも事実だ」とし「今、出会うこと自体が成果だとする自信はない。労働党の大統領選候補として出馬した私とこれから新たに作られる党が不安定労働層に、どうにか生活の希望をつかんでいく人々に私たちの声を伝えれば、その時こそ初めて私たちの出会いが本当の成果と意味を持つものだと思う。1カ月余りの大統領選挙だけでなく、何年かかるか分からないその道を前にして共に進もう」と所感を明らかにした。
 党大会の前日、社会変革労働者党の所属党員18人は「現統合が名簿上党員規模と法的地位以外にもたらすものはないという考えに変わりない」とし「私たちは労働党との合党ではない他の道で、再び社会主義党の建設に乗り出そうとする」と脱党を宣言した。
 この日両党の代表団は代表あいさつでより新しい、強い社会主義運動を共にすることを決意した。両代表は1万408人の労働党党員名簿、310人の変革党党員名簿、308人の新規党員名簿を持って一緒に記念撮影を行った。
 ナ・ドウォン労働党代表は「多くの貧しい多数者が少数者として扱われる社会、身分世襲社会を変えなければならない」とし「力強く痛みがあってもここまでしっかりと歩んできた。まさに今が革命を語る時だ。社会主義をより強く、より新しく、より赤く、より緑に、より多く集め、その道を共に進みましょう」と訴えた。
 イ・ジョンフェ変革党代表は「チョン・テイル時代の労働者と今の労働者には違いがない。不安定労働体制、差別、分離体制が固定化された。一方ではブルジョア政治体制が拡大されて、彼らだけの同盟として位置づけられている」とし「これ以上留まって躊躇する余地はない」と語った。そして「社会主義を公開的に話すようになって胸がいっぱいだが、一方で心が重い。しかし同志たちが共にするのだから思い切って前に進む。新しい道をスクラムを組んで共に進もう」と訴えた。
 一方、両党は昨年から大統領選挙、地方選挙の共同対応を決定し、単一の社会主義大衆政党建設を共に推進してきた。昨年5月8日の両党共同で大統領選挙・地方選挙対応案を模索する討論会を開き、韓国社会の社会主義と左派勢力の結集と新たな党建設の必要性を提案し、その後6月9日に労働党、変革党両党代表が社会主義大衆政党建設のための方針と日程で合意した。7月1日には円卓会議を構成して会議を開始し、左派大統領選挙闘争の準備を本格化させた。
 9月11日には労働党、変革党がそれぞれ定期党大会と臨時総会を開き、単一の社会主義大衆政党建設推進を決めた。その後、党建設準備委員会が構成され、両党は綱領と党憲・党規、過渡期的運営方案を準備した。両党は2月5日の建党大会後、党憲・党規の改正小委員会を作ってまだ議論できていない部分を議論する予定だ。
パク・ダソル記者
 チャムセサン 2月7日

党員名簿を持って記念撮影する労働党代表(右)と変革党代表(左)

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