4・14気候正義のストライキに4千人集まる

気候危機の悪党と手を握った政府を糾弾

 4月14日午後、世宗政府庁舎を取り囲んだ市民たちは「共に生きるために止まって」と叫んだ。気候危機の当事者約4千人が集まった気候正義のストライキがそのように始まった。平日午後の「ストライキ」にどれだけの市民が参加できるのか懸念もあったが、この日集まった人員は予想を上回った。

 414気候正義のストライキ企画チームのク・ジュンモさんは「3千人以上は集まるだろうと前日予想できたが、今日現場でさらに多くの方々を確認した。労働組合をはじめとする一部の組織で多くの人員を集めてくれた」とし、気候危機は深刻なのに、政府の政策の方向は良くない方向に流れていて、今年の超暖房費・電気料金の爆弾に不満が表出されるという状況にあり、怒りがたまり良い機会が作られたために、市民らが積極的に行動に出たようだ」と明らかにした。

 ク・ジュンモさんは今回の気候正義ストライキの意義について「多様な参加主体が結合し、要求は昨年の924気候正義行進よりさらに具体化された。運動内で争点が形成され、討論が続き、そのようなものが気候正義運動を成熟させ発展させていく大切な契機になった」と評価した。

 414気候正義ストライキ参加者は、ストライキ宣言文で気候危機の最大の責任が資本と政府にあるということを明らかにした。参加者らは「気候危機の時代にも堂々と建設される石炭発電所と核発電所、お金になればどこにでも立ち入る再生エネルギー施設、発電所と一緒に労働者の生活も閉鎖するという政府。このすべての不条理はただ資本の利潤論理のみによって可能だ」とし「エネルギーの大部分を消費する企業などには恩恵を与え、市民らのエネルギー料金引き上げで公企業の赤字を埋めるという政府の方針にはがく然とするばかりだ」と批判した。

 さらに、資本によって社会全体が収奪されている状況であることを指摘した。資本の暴力で労働者の人生は踏みつけられ、女性には社会再生産の責任が転嫁され、障害者、移住民、性少数者などの少数者に対する社会的排除は強化されるということだ。そしてこのような収奪は「人々の命に、生態系全体に向けて繰り返されている」と懸念した。

 それとともに資本を統制するためには社会的公共性を強化しなければならないとして参加者らは「生きるための必要なエネルギーと交通の社会的公共性の強化で手綱のほどけた資本を統制しなければならない」とし「気候危機時代、エネルギーと交通は社会的共同体が共に生産し管理しなければならない公共財であることを宣言しよう。利益のための資本のエネルギー使用を統制し、公共が主導するエネルギー転換のための闘争を始めよう」と多くの市民らに提案した。

 この日の414気候正義のストライキ行事は午後1時、炭素中立緑生長委員会(炭緑委)前の事前集会を皮切りに、炭緑委前での1次集会、産業通商資源部前での2次集会、環境部/国土交通部前での3次集会と連続した。変化する集会場所に沿って行進が続いた。この日のストライキ参加者らは、放送車両2台と共に2・2㎞を行進した。

 直接行動も注目を集めた。産業部の塀のあちこちには気候正義ストライキのポスターと各種宣伝物などが付けられて、ブブゼラや笛などを吹き、政府に生態虐殺を止め、正義の転換に乗り出すよう促した。発電非正規職労働者たちは、産業部の前で石炭粉を象徴する粉末をばらまいて、石炭発電所の閉鎖を予告しても雇用保障に乗り出さない政府を糾弾した。政府総合庁舎総合案内所の交差点付近ではダイ・インのアクションが行われた。サイレンの音が鳴ると、市民らはその場で横になって動かなかった。障害者たちも車いすに乗ったまま目を閉じて直接行動に参加した。生命体の死を象徴するダイ・インのアクションは約5分間続いた。

 午後5時、環境部の前で行われた締めくくり集会で、チョン・ロク気候正義同盟執行委員長は「今日の闘争で世の中は明らかに変わった」とし「今日が始まりだ。また集まり、さらに叫んで戦わなければならない。今秋さらに多くを集めよう」と提案した。チョン・ロク執行委員長は「気候正義を叫び、『反資本の対政府闘争』を始めた私たちが登場した」とし「資本とぶつかり合う巨大な力でより大きな闘争を繰り広げよう。ただ闘争の中でのみ、もうひとつの世の中に向かう道が開かれるだろう」と力を込めて訴えた。(次に当日の参加者の発言が続くが省略した―訳者)

パク・ダソル、チョン・ジョンピル記者
(「チャムセサン」4月14日)

気候正義の「反資本の対政府闘争」が始まった(4.14)
5分間のダイ・インで政府を糾弾(4.14)

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