梨泰院惨事から1年。国家はどこにあるのか
尹錫悦は謝罪せよ! 梨泰院惨事特別法を制定せよ!
梨泰院惨事1周年を迎えた韓国社会。この惨事の責任の真相究明と再発防止のために、どれだけの努力がされてきたのであろうか。悲しいことに、都心の真ん中で159人が公権力の放置の中で圧死した衝撃的な惨事があったにもかかわらず、責任者はいまだに不在であり、真相究明のための特別法は国会の門前で止まっている。
また、被害者と遺族を欺く暴言は今日も繰り返されている。龍山区庁長は最近、なぜ惨事当日に予防対策を策定しなかったのかという質問に対して「私は神ではない」との責任逃れの発言を行なった。自分の管轄区域に数万人が集まることによって生じる危険の防止のための対策を立てるのに、神的な判断と能力が要求されるのであろうか?
このような暴言は、梨泰院惨事を消し去り、真相究明を妨害する大統領と与党ならではのものである。尹錫悦は自らの支持率のために、歴代のどの大統領も出席しなかった独裁者・朴正煕の追悼式には喜んで出席する一方で、梨泰院惨事追悼祭には政治集会だとして出席を拒否した。
惨事1周年の今も、尹錫悦は謝罪すらしなかった。要求された遺族との面会すら行わなかった。惨事の追悼が政権批判と直結していると考えているようである。このように政権維持的な政治は、惨事による被害者と遺族の悲しみをさらに深くするだけでなく、災害惨事の真相解明と責任者処罰を遅らせるものである。
梨泰院惨事追悼祭が政治集会と言う尹錫悦の言葉は正しいかもしれない。梨泰院惨事の国家責任を認め、責任者を処罰し、真相を明らかにすることは、政治の仕事である。この社会的課題を放棄する政治に存在意義はあるのであろうか? 労働党はこの「政治集会」において、国家と政治の責任を問う。梨泰院惨事1周年を迎え、この悲痛な惨事を改めて記憶し、被害者と遺族の方々に心から哀悼の意を表したい。
2023年10月29日
労働党
The KAKEHASHI
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