不法な拒否リストを運営したクパンを処罰せよ
この時代に、何の拒否リストなのか
MBCは2月13日、ネットサービスを提供するクパンの拒否リストファイルを入手した事実を公開した。それに伴い、クパンの違法な人事管理や就業規則違反などの疑惑が提起されている。MBCの報道によると、公の活動を行った労働組合員はもちろん、日常的な苦情を申し立てた社員についても暴言や暴行を理由として拒否リストに記載された。
クパン物流センターの労働環境は、猛暑と極寒が繰り返される過酷なものであり、同時に危険である。労働強度も非常に高い。高速で回転するコンベヤーベルトの速度と重い商品の重さに合わせ、労働者たちは長時間の反復労働を強いられる。それにもかかわらず、同社の賃金は最低賃金水準にとどまっており、賃金の引き上げはおろか、猛暑と酷寒をはじめとする基本的な問題解決さえもままならないのが現実である。
このように危険で過酷で劣悪な労働現場において従事しているにもかかわらず、クパンの労働者の現実が変わらないのはなぜだろうか。 それは、最近MBCが明らかにしたように、基本的な苦情を申し立てた労働者さえも拒否リストに登録され、労働現場に不満を表明するとすぐにクパン物流センターから追い出されているからである。その後の報道によると、記者とPDの一部を拒否リストに登録し、調査報道を故意に妨害したことも確認された。
クパンは拒否リストを通じて労働現場に対する統制を強化し、それによって低賃金・高強度労働に苦しむ労働者の抵抗を無力化した。また、クパンの実情を社会的に暴露する可能性を事前に遮断しようと企図するなど、その手口は実に巧妙で卑劣である。このようなふるまいは、違法性の有無を問わず、社会的に非難されて当然のことであり、クパンの労働者に対して敵対的な労務管理システムの状況を赤裸々に物語ったものである。
違法な拒否リスト運営によって働く機会を奪ったクパンの行為の徹底的な真相調査と厳重な処罰が必要である。クパン物流センターで従事する労働者の過労によって初めて明らかにされた物流センター労働者の劣悪な現実の問題は、未だにクパンの強力な労働者統制によって解決されていない。拒否リストはクパンの違法な労働統制とそれを通じた低賃金労働搾取システムの一端に過ぎない。私たちは、違法な拒否リストを運営し、労働者を搾取するクパンを強く非難する。
2024年2月15日
労働党報道官室
The KAKEHASHI
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