選択的夫婦別姓の実現を能動的サイバー防御法案反対
4・19国会議員会館前行動
【東京】4月19日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクションの共催で「憲法いかせ!戦争できる国づくり反対!選択的夫婦別姓の実現をTheEND自民党政治4・19国会議員会館前行動」が衆議院第2議員会館前で行われ、900人が参加した。
覇権を求めず軍事緊張ではなく
主催者あいさつを内田雅敏さん(戦争をさせない1000人委員会)が次のように行った。
「2014年に集団的自衛権行使容認の閣議決定、2015年9月15日の安保関連法制の強行採決を行った。以降、軍事費が倍増し、敵基地攻撃能力を取得し、制服自衛官らがはしゃいでいる。台湾有事と言われるものは、2021年にアメリカの司令官が退任するにあたって言ったことから始まっている。中国は台湾を武力侵攻する選択肢を放棄しないというのは、今の習近平体制になって初めて言ったことではない。毛沢東、周恩来、鄧小平の時から言ってきたことだ。しかし、そういう方法ではなく、現実に中国と台湾の関係は推移してきた」。
「台湾有事の名のもとに沖縄の琉球列島の軍事要塞化が進められ、元統幕議長が台湾行政院の政務顧問に就任する。このように挑発をし続けている。元西部方面総監の陸将が『台湾有事と聞くと台湾を国として認めなければならないから日中共同声明からの離脱も考えなければならない』ことも言っている 日本の政治家は、もっぱらミサイル、アメリカとの一体という。いまこそ日中共同声明にもとずいてアジアの平和、緊張緩和に取り組むべきだ。さらに日本が過去において中国国民に重大な損害を与えたことに対しての責任を痛感し、深く反省することを忘れてはならない。もし中国が台湾に武力侵攻するならば私たちは傍観することはできない。日中共同声明で言った『アジアで覇権を求めず、武力によって物事を決しない』という約束をしたではないか、軍事的緊張では決して解決しないと訴えていくべきだ」。
国会議員からは柴田勝之衆議院議員(立憲民主党)、堀川あきこ衆議院議員(日本共産党)からの発言。福島瑞穂参議院議員(社民党)のメッセージ紹介。
韓国の「統一の道」からのメッセージ紹介。
能動的サイバー防御法案は戦争挑発
岸田郁さん(国民救援会)は、能動的サイバー防御法案が衆院で「通信の秘密の順守規定」の修正を入れたが基本骨格は変わっていない。4月18日に参議院で審議入りしたことを報告し、「この法案は、憲法で保障された通信の秘密が侵害される危険性がある。さらに『攻撃の恐れ』がある場合に、攻撃元のサーバーを警察や自衛隊がその情報を使えなくする『無害化』と称して主権侵害、先制攻撃を行えるとしている。まさに戦争の危険が増大することは必至だ」と批判した。
日本政府はイスラエルの虐殺に加担している
「ガザに平和を」と訴えるパレスチナ人の仲間は、「現在進行中の大量虐殺が始まって以来、パレスチナ人の逮捕、人質が激増している。人質のほとんどは、イスラエルの行政拘禁(起訴・裁判なしで拘禁する)によって何カ月も拘禁することができる。イスラエル占領軍の刑務所に収容されているパレスチナ人の人質や拘束者は、1万人を超えている。組織的な拷問、虐待、レイプが男性・女性や子どもに対しても行われている。日本政府はイスラエルの占領や虐殺に対して態度で示していない。虐殺に加担してしまっている。人質に自由を」とアピールした。
海北由希子さん(戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク)は、熊本から電話で自衛隊の軍事拠点化と増強状況を報告し、反戦反基地の取り組みの強化を訴えた。
杉浦ひとみさん(平和を求め軍拡を許さない女たちの会)は、「選択的夫婦別姓の実現に向けて4・23国会前行動を取り組む。賛成議員の背中を押し、躊躇している議員の意を翻させる。フジテレビ問題で明らかなように女性がどういうところに置かれているか。憤りをもって闘っていく」と発言。
最後に高橋信一さん(憲法共同センター)が行動提起を行った。
(Y)

主催者あいさつを行う内田雅敏さん(4.19)

「パレスチナに平和を」と訴える(4.19)
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