2021年三里塚反対同盟旗開き

かけはし 第2650号 2021年1月25日

闘いの拠点守りぬこう「新しい人間の社会」作り出そう
コロナ禍が示す農地破壊の誤り

柳川秀夫さんの
年頭アピール


1月10日、三里塚芝山連合空港反対同盟(代表世話人・柳川秀夫)は、横堀農業研修センターで「三里塚 2021反対同盟旗開き」を行い、42人が参加した。会場は、新型コロナウィルス感染対策のためセンター前の庭で行った。
山崎宏さん(横堀地区/労活評現闘)の司会あいさつで始まり、「今、横堀地区は遺跡発掘調査が行われている。連日、重機によって表土を引きはがし、穴を掘っている。第3滑走路建設によってここも空港機能の拡大の一角としている。横堀鉄塔と案山子亭の土地は、100%反対派の土地だ。空港建設にとって障害となっているから悪知恵によって取り上げようと策動している。闘う拠点を全国の仲間とともに守りぬいていかなければならない」とアピールした。
柳川秀夫さんは、「最近、お前の家に火をつけてやるという嫌がらせ電話があった。たぶん誰かに言われてかけてきたのだろう。空港機能拡張、第3滑走路建設に関連してセンター周辺の緑もなくなってきた。センターの土地は私と3人が共有者となっている。かつて山崎さんの団結小屋が裁判所によって撤去された。空港会社は、ここも同じように撤去に向けて裁判所に提訴してくることが予想される」と報告し、挑発に乗らず毅然と闘いを続けていくと表明した。
さらに「世界的なコロナ禍においても、人間による開発、消費を求めてきたことが大きな問題だ。やはり文明の問題であり、新しい人間の社会を作っていかなければならない。未来に対して新しい仕事をやっていこう」と発言した。

加瀬勉さんが
鮮明な訴え!


加瀬勉さん(多古町/元大地共有委員会〈Ⅱ〉代表)は、冒頭、「今、飛行機が3%しか飛んでいない。半分めでたくて、半分めでたくない。世界的なコロナ禍でわかるように人間と資本のごう慢さによって地球を壊してしまった。いかに新しい仕組みを作っていくかという闘いを進めていこう」と強調した。
そのうえで「オリンピックをやめろ! 選手村を病院にしろ! 国立競技場も病院だ。ガラガラの成田空港も病院にしろ! われわれは自分の命を守るために主張していくべきだ。4000億円もかけて飛行場を拡張しようとしているが、そんな無駄なことはやめてコロナ対策資金にまわすべきだ。沖縄の辺野古新基地建設もやめてコロナ対策、命を守るために使うべきだ。そのための行動に進めていこう。さらに無駄遣いが、国防費だ。イージス艦なんかいらない。人間の命を守るためにカネを使え、と本気でやるべきだ。非常事態宣言は、人間の生存権にかかわる問題だ。コロナ翼賛体制を作ろうとしている。あらゆるカネを命を守るために使え」と訴えた。
さらに「木の根の土地は、小川源さん、小川明治さんの遺産だ。空港闘争に生涯をかけた土地だ。2人から土地を譲るから最後まで空港闘争を頑張ってほしいと言われ、約束した。しかし、この20年間、小川源さん、小川明治さんの遺志を継いで空港闘争を最後まで頑張ろうと言った人は一人もいない。われわれは引き継いでいく義務があり、全国に広げていかなければならない。小川源さん、小川明治さんの遺志を継いでいく気がない人は、今後、木の根の立ち入りを禁止する」と力強く宣言した。
山崎さんは、「加瀬さんの発言は、重く受け止める必要がある」と述べ、全体で確認した。

石井紀子さん
の思いを継承


関西三里塚闘争に連帯する会共同代表の渡邉充春さんからの連帯メッセージが紹介され、「関西三里塚闘争2021旗びらき」(1月31日)を開催することが報告された。
鈴村多賀志さん(田んぼくらぶ)は、「田んぼくらぶの拠り所であった石井紀子さんが昨年亡くなり、以降、畑の整備・片付けなどを行ってきた。今日をスタートに新たな関わりを考えていきたい。『石井紀子さん追悼の集い実行委員会』の準備をしている」と報告。
三里塚大地共有運動の会・事務局長の繁山達郎さんからこの間の活動報告と今年の取り組み方針を提起した。
続いて連帯アピールが日米安保終了通告の会、小山広明さん(元泉南市議)、連帯社、新時代社、オリンピックに反対する仲間から行われた。
最後に「飛行制限緩和を許さない!第3滑走路建設反対!菅自公政権打倒!」を打ち固め、がんばろう三唱を行った。

東峰現地行動
・デモを実現


旗開き終了後、東峰地区旧東峰共同出荷場跡へ移動。
三里塚空港に反対する連絡会主催の「1・10三里塚・東峰現地行動」が取り組まれた。
前段集会では平野靖識さん(東峰地区/らっきょう工場)が、「空港機能強化として、平行滑走路3500メートル化、第3滑走路の新設、夜間運用制限時間の4時間半への短縮などが図られている。このような経過は、円卓会議での『計画予定地および騒音下住民との合意を形成しながら進める』との最終合意からの逸脱だ」と批判した。
さらに「三里塚歴史考証室(仮称)を起ち上げる。成田空港問題シンポジウム・同円卓会議の結論に照らした、円卓会議以降の成田空港の経過および現在進行している事態の検証を行っていく」と参加を呼びかけた。
デモに移り、開拓道路からB滑走路に向けて「三里塚空港粉砕!第3滑走路建設をやめろ!全国の反基地・反空港闘争と連帯して闘うぞ」とシュプレヒコールを響かせた。(Y)

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