沖縄・米軍人による性暴力殺害から5年

4.29 スタンディング&アピール

 2016年4月28日夜から未明にかけて、米軍基地で働く元軍人による性暴力殺害事件が起きた。20歳の女性が尊い命を奪われ、遺体を山中に遺棄された。犯人は「沖縄では性暴力を起こしても処罰されることは少ない」と供述した。
 あれから5年、何も変わっていない。米軍施政下から今日まで、沖縄では米軍人による事件・事故が後を絶たない。不平等な日米地位協定が壁となり、米軍基地は日本の法律の及ばぬブラックボックスになっている。
 沖縄のみならず各地で、日米地位協定の抜本改定や辺野古新基地建設中止を訴える声が高まっている。
 
 4月29日午後5時から、JR新宿駅南口で、「許さない!」「忘れない」スタンディング&アピールが基地・軍隊はいらない4・29集会実によって行われた。「人を殺害し、生活を破壊するための軍隊と女性への性暴力は一体化している。基地があるから性暴力が繰り返される」と切々と訴えが行われた。
 雨の降りしきる中、いつものようなたくさんの通行人はいなかったが、70人の仲間たちが訴えた。若い女性がカンパに応じてくれたり、熱心に話を聞いてくれる場面もあった。持続した行動が求められている。
(M)

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