19日行動に400人
5.19 いのちと暮らしと人権を
在日ミャンマー人もアピール
5月19日午後6時半、衆院第2議員会館前を中心に、「いのちと暮らしと人権守れ」をメインスローガンに定例の「19日行動」が行われた。この日は400人が参加した。
主催者あいさつに立った「9条こわすな!総がかり行動実行委」の菱山南帆子さんは、入管法改悪強行を断念させたことを大きな成果、とする一方で、「スリランカのウィシュマ・サンダマリさんの命を守ることができなかったことへの痛苦な思いを忘れることなく行動しよう」、と呼びかけた。菱山さんは、菅政権の冷酷さを浮き彫りにしたこの事件を教訓にオリンピック強行を批判するとともに、女性、外国人労働者のいのちと引き換えの「株価3万円」を批判した。
菱山さんは、「今こそ日米安保のレールから降りて、『敵基地攻撃能力』のための過去最大の軍事予算に反対しよう。その予算を貧困解消・医療にまわそうとも考えない菅政権に反対しよう。市民と野党の共闘をアップデートなものにし、総選挙に勝利しよう」と強調した。
「在日ビルマ市民
労働組合」が発言
大きな拍手に迎えられて「在日ビルマ市民労働組合」の代表が発言した。
「日本政府はビルマの軍事クーデターに真に反対してはいない。日本政府は事態を『見ています』としか答えていない。オリンピックよりいのちが大事なはずだ。今の外国人技能実習生制度は問題だらけで変えるべきだ。外国人のいのちも日本人のいのちも共に大事だ」。
平和をつくり出す宗教者ネットからは江上彰さんが発言。「沖縄では基地建設のために戦没者の遺骨が入っている土が埋め立てに使われようとしている。首相官邸前で、沖縄と同時集会を行う予定だ。菅政権をみんなの力で倒そう」と訴えた。この日の国会前行動の参加者は400人。(K)
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