8.28「共同テーブル」が出発(2021年9月6日発行)

「野党と市民の共闘」を選挙の場で実現めざし

いまこそ命の
安全保障を!
 8月28日、反改憲・脱原発・反貧困などの理念を掲げ、「いのちの安全保障」を求める学者・ジャーナリストらが国会内で記者会見を行い、「共同テーブル」の発足を発表した。発起人は佐高信、前田朗、竹信三恵子、清水雅彦、纐纈厚らの学者・知識人たち。この「共同テーブル」の呼びかけは、深刻きわまるコロナ危機下で、改憲に本格的に踏み込もうとしている菅政権の思惑に正面から立ち向かおうとする人々の共感を集め始めている。
 佐高信さん起草の「宣言」には、すでに田中優子(法政大元総長)、宮古あずさ(看護師・ライター)、植野妙実子(中大名誉教授)、清水雅彦(日体大教授)、前田朗(東京造形大名誉教授)、纐纈厚(明大客員研究員)、鎌倉隆夫(埼玉大名誉教授)、古今亭菊千代(落語家)、海渡雄一(弁護士)、杉浦ひとみ(弁護士)、山城博治(沖縄平和運動センター議長)、伊藤誠(経済学者)、上原公子(元国立市長)、大口昭彦(弁護士)、鎌田慧(ルポライター)、武健一(全日建関西生コン支部委員長)、白石孝(官製ワーキングプア研究会理事長)からの賛意とともに、多くの人々からの要望、注文を含めた意見が寄せられており、こうした「宣言」がまさに時宜にかなったものであることを示している。

人びとの怒り
・批判に応え
 8月28日午後2時から、国会近くの星陵会館で「いのちの安全保障を考える—『共同テーブルからの提案』」が開催された。集会には、「共同テーブル」の趣旨に共感する市民たち約70人が参加した。
 白石孝さん(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)の開会あいさつの後、オンライン・シンポジウム「憲法・非正規社会・原発・安保と平和」が行われた。佐高信さんがコーディネーターをつとめたシンポには、植野妙実子さん(中大名誉教授)、竹信三恵子さん(和光大名誉教授)、山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)、神田香織さん(講談師)が発言。
 佐高さんは1964年東京五輪の際、朝日新聞の歌壇選者だった近藤芳美さんが「生活視点」の歌しかとらず、五輪を題材にした歌は採用しなかった、と語るとともに、五輪が賃金上昇につながることはないと訴えた。佐高さんは「連合会長よ、若者の悲鳴を聞け!」という日刊ゲンダイの見出しを例に挙げて、ここを突破しなければならない、と強調した。
 白石孝さんは「誰にとってのオリンピックなのか。命の安全保障から問い直す野党を」と強調した。植野妙実子さん(中央大名誉教授)は、「護憲政党が自らの基本線をきちんと踏まえること」を呼びかけ「コロナ対策をふくめて、すべてが改憲の言い訳にされる風潮を認めてはならない」と強調した。竹信三恵子さんは「何をやってほしいのかではなく現実を確認し、生きていける社会をつくるための政権を」と語った。
 山城博治さんは「中国脅威論」がはびこる中で「先島諸島」にミサイル基地・レーダー基地をという論議がなされ、沖縄が戦場になるよう強制されている、と批判した。 
 オンラインでの市民の意見は、三浦まりさん、高松市議の大田あゆみさん。ZOOMで西谷文和さん、沖縄の元山仁士郎さんからも寄せられた。
 連帯のあいさつは、福島みずほ社民党委員長、新社会党の岡崎宏美委員長、緑の党運営委員で東京都議(1人区の小金井市)に当選した漢人あき子さんから。

野党と市民の
共闘深めよう
選挙での「反自民」の野党協力は、市民の側からのイニシアティブをベースに、さまざまの試行錯誤を伴いながら端緒についたところである。国勢選挙でも「野党と市民の共闘」への挑戦は、労働者・市民の運動のイニシアティブに支えられることによってのみ現実となる。
 選挙という場での新しい政治への挑戦を、地域の労働者・市民の自立的運動と結びつけて作り出そう。           (K)


 
 

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