9.19終わらせよう自公政権 名古屋デモ(10月4日発行)

民衆と野党共闘の力で政権交代を実現しよう

 【愛知】9月19日、午後4時から名古屋市の白川公園で「もう限界!終わらせよう自公政権9・19集会、デモ」があいち総がかり行動の主催で行われ、300人の労働者、市民が参加して成功した。コロナ感染拡大が続く中、様々な集会やデモが中止になることが続いていた名古屋で久しぶりの野外集会とデモになった。

生活保護受け
にくい現実が
 集会の発言では主に自公政権による全く無策なコロナ対応に対する批判が集中し、この状況下で強行されたオリンピックへの怒りの声も多く挙げられた。主催者あいさつを行った共同代表の長峰信彦さんは、オリンピックで大量のおにぎりや食材が廃棄されたことに触れ「コロナで失業した人が多くいるのに、廃棄するくらいならなぜ食料バンクなどに連絡しないのか。明日、食べるコメにも困っているのに」と怒りをにじませて発言した。
 コロナ禍での女性と子どもの貧困について発言した反貧困ネットワークの石上里美さんは「コロナ禍で最も苦しんでいるのが女性であり母子家庭です。その多くが非正規で福祉やケア労働で、いつでも解雇できる状態にあります」と述べ「母子家庭の50・8%が貧困世帯と言われていますが生活保護を受けているのは2割です。生活保護が受けたくても受けにくい現実があるのです。政治を転換し、受給しやすい環境がつくられないといけません」と女性の置かれている状況を報告した。そして次の選挙での政権交代を訴えた。

外国人労働者
が職場復帰!
 コロナ禍での外国人労働者の実態について名古屋ふれあいユニオンの鶴丸さんが愛知県岡崎市で起こった移住労働者の大量雇止めと闘い、見事職場復帰を勝ち取ったブラジル人労働者の「碧海工機分会」の勝利報告を行い大きな拍手を受けた。鶴丸さんはこのような雇止めに抗するため、ユニオンの闘いの重要性を訴えた。
さらに、安保法制違憲訴訟の会の松本弁護士、障がい者の立場から愛知視覚障害者協議会事務局長の寺西昭さんがそれぞれの立場から報告し、共に自公政権への怒りと野党共闘による政権交代を訴えた。最後に閉会あいさつで中谷雄二弁護士が自公政権の異常さを厳しく批判し、次の選挙で必ず政権交代を勝ち取ろうと訴えた。
集会が終わり、参加者はデモ行進に出発した。この日もサイレントデモで宣伝カーからのコールのみであったが「もう限界!終わらせよう自公政権」「実現しよう政権交代!選挙に行こうよ」のコールに合わせてプラカードを上げると、沿道の労働者市民から多くの注目をうけた。
愛知における次の衆院選挙での野党共闘への期待はさらに大きくなっている。しかし選挙に勝つためには労働運動や民衆の要求運動の高揚が基盤になければならない。労働者民衆の要求闘争をさらに組織し拡大し、次の衆院選に共にうってでよう。    (越中)

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