市民と野党をつなぐ会@東京(10月25日発行)

新しい船を出そう!市民と野党のキックオフ@東京
都内全選挙区で「市民と野党の共闘」を

民主主義を
守る政権へ
 10月15日午後2時から、10月31日投票となった岸田自公政権の下での初の国政選挙(衆院総選挙)を前にして、「新しい船を出そう!市民と野党のキックオフ@東京」が、参院議員会館講堂で行われた。コロナ禍での催しのため、基本的にはオンライン方式での開催となった。
 主催したのは「市民と野党をつなぐ会@東京」、協賛は市民連合。参加した政党は、立候補が予定されている野党各党、立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組、新社会党、緑の党、東京生活者ネットの各党。最初に今回の総選挙の性格が「民主主義を守る政権か、それとも民主主義を破壊する政権か」という点にあることが、主催者の側から提起された。「コロナ禍」の下での有権者の危機感が、ここではハッキリとした形で表現されている。

統一候補の

勝利に向けて
 各野党の発言では、日本共産党の小池書記局長が、東京のすべての選挙区で「コロナ対策での共通政策と候補者調整を実現し、一本化することになった」と語り、「政権交代」を現実のものにしよう、と訴えた。
 社民党からは服部良一幹事長が「子どもを医療崩壊から救おう。政治を変えないと子どもたちの命をまもることができない」と呼びかけた。
 立憲民主党の長妻昭副代表も結束を強めようと呼びかけた。
 市民と野党をつなぐ会の松井りほさんは「これからもジグザグがあるかもしれないが、この共同の機運を継続しよう」、と呼びかけ、「市民連合」の福山真劫さんは、安倍などの差別政策を継続する政権をこれ以上続けてはならない、と強調した。

地域・草の根
の取り組みへ
 すでに東京の25の小選挙区では、立憲民主党、共産党を中心に候補者の一本化がほぼ確定している。これは一つのチャンスでもある。
 日本の小選挙区・比例代表並立制は巨大与党の支配の長期化にとって、きわめて有利なシステムとなっており、この構造を打ち破って政権交代を実現していくためには、地域からの住民運動の活性化と、全国的政治キャンペーンの組み合わせが不可欠であることは間違いない。
 地域からの労働者・住民自身の運動に挑戦し、自公長期政権をゆるがし、ひっくりかえす運動を作り出そう。そのためにも長く続くコロナ禍での今回の総選挙を、自公政治を徹底的に批判し、政治と社会の転換を作りだしていくステップとしていこう。
 比例区は共産党・社民党に、選挙区は野党統一候補と共産党に!    (K)
 

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