『憲法9条改憲NO!全国緊急署名街頭宣伝』新宿駅(10月25日発行)

政権交代を実現しよう

 10月16日午後3時から、東京・新宿駅南口で、「STOP!辺野古埋め立て『憲法9条改憲NO!全国緊急署名街頭宣伝』」が、憲法9条を壊すな!実行委員会街頭宣伝チームの呼びかけによって行われ、22人が参加した。
 岸田政権は10月14日に衆議院を解散し、衆議院選挙を19日告示、31日投票を決めた。これを受けて、憲法9条を壊すな!実行委員会街頭宣伝チームが「政権交代、立憲野党の実現」を求めて街頭宣伝を行った。当初、新宿駅東南口での活動だったが、立憲民主党の枝野代表などが午後4時からの同じ場所で行うということで場所を移しての行動だった。
 菱山南帆子さんが最初に訴えた。
 「安倍、菅政権の続きの岸田政権も腐敗堕落している。変えていかなくてはならない。コロナ感染で命を守れなかった。コロナの第6波が来年の1月に来て、患者が1日1万人という予想もある」。
 「それにも関わらず、医療を減らしている。GO TOキャンペーンを始めようとしている。そのための予算を決めている。もうけ第一主義だ。コロナ禍で困った人たちへの保障が先だろう。失業率が高くなった。悲惨なオリンピックの責任を誰がとるのか。共通政策を掲げ、未来像を示している4野党に政権をまかせてほしい」。
 別の仲間が訴えた。
 「日本だけが30年間賃金が上がっていない。非正規職が4割、非正規職の56%が女性だ。ワーキングプア、6人に1人が貧困。命さえも脅かされている。子どもの自殺も最多だ。これに比べて大企業の内部留保金は484兆円。新自由政策の結果だ。岸田首相は新しい資本主義、成長なくして分配なしと富めるもののための政治を継続しようとしている。格差と貧困の解消へ。消費税5%へ。政権交代によって実現しよう」。
 選択的夫婦別姓の導入を認めない自民党政権批判の発言や憲法改正によって人々の自由や財産をしばる緊急事態条項導入に反対する紙芝居、替え歌などで自公政権を批判するパフォーマンスを繰り返した。
 宣伝行動を終えて、立憲民主党の街頭演説に参加した。福山幹事長、枝野代表などの名前の記した旗印が立ち並び、数百人の聴衆。陸橋の上にも若者たちが聞き入ったり、枝野代表と分かるとスマホで写真を撮っていた。
 3月6日、名古屋の入国管理局の収容施設で、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった。この事件を担当した小町ちえ弁護士が応援演説に立ったのが印象に残った。
 「サンダマリさんが私に、人間に生まれてきてよかった。すてきな人生を歩みたい、と手紙をくれた2カ月後に死んだ。33歳だった。病気で体重は20㎏も減ったのに、入管は点滴も、入院も仮放免もしなかった。無期限で収監されることもある。職員による暴力も横行する。人間だ、動物ではない。日本は難民条約に加盟している。完全に違法行為だ。第三者機関を作って行政を監視する。難民保護法を制定する。ビデオの全面開示を認めさせる。安全に暮らせる日本であってほしい。立場の弱い人の尊厳を守れる社会を作ろう。立憲民主党に期待する」。
 次に、大河原雅子さん(東京21区選出、前衆議院議員)が壇上に上がらずに、マイクをとった。大河原さんは3月に脳梗塞で倒れ緊急手術をしたが、片方の手足に麻痺が残り、車いすを使っての生活だという。大河原さんは自らが障がい者になってから、駅の段差などさまざまな不便を経験した。その問題点を政治の世界に訴え解決に向けてがんばりたいと切々と訴えた。枝野代表は新自由主義によって、富めるものはますます富み、貧困層が増えた現実を解決する道として、富裕税の導入と消費税を5%に下げることを訴えた。必ず政権交代を実現しよう。       (M)

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