総選挙:広島からの報告

岸田首相の地元で野党の勝利を
各選挙区の状況と可能性
労働者・市民の共同の闘いで新しい時代を切り開こう!
もう沢山だ 政治は変えられる

野党の共闘と
選挙区の動向
 【広島】岸田アベ男首相による奇襲攻撃的衆院解散、10月31日投開票の政治決戦を最後まであきらめずに奮闘しよう。
 岸田首相は、私の住んでいる広島第一選挙区である。三代目の世襲国会議員である。三度、東大受験を失敗したことが主体形成の核。そもそも2019年の大規模買収事件の舞台となった参院選広島選挙区で、河井案里を当選させ宏池会の大番頭、溝手顕正現職議員を落選させたことで岸田の政治生命が命運を尽きたと思わせた。参院選最終日、河井の宣伝カーにまで乗ったのである。そもそも大将の器ではないのである。菅=河野ラインを抑えた安倍・麻生・甘利ラインの岸田内閣が成立した。新内閣発足後、二か月では賞味期限が切れるから一か月以内の選挙実施を決断した。
 広島1区は、岸田に対して、社民党の有田ゆうこが挑戦。広島選挙区では12年ぶりの小選挙区擁立。共産党はもともと候補擁立。どちらも比例票のための候補者なので両党とも調整することは不可能で、原水禁運動、被爆者運動、部落解放運動の分裂が固定しているため、あらたなしこりは全くないのである。しかもこの区は、浅野藩から400年、広島の古層とも呼ぶべき地域を核としているので、革新は歯が立たない。
 広島2区は、当選不可能な共産党が候補を全国調整の結果、遅まきながら下ろした。立憲民主党の新人、大井赤亥候補が野党統一候補として立った。
 美術家の母親が「赤い」と名付け、美術史専攻の父親が「辛亥革命」から名付けた。長妻昭から口説かれ政治学者の道から政治家への道へとルビコン川を渡ったのである。対する自民候補は手堅く、その背中を追うだけであるが、仮にこの区で僅差に持ち込めれば全国的な地殻変動が起こっている可能性がある。

勝利は可能だ
共同し闘おう
 10月23日廿日市市での街頭演説会に駆けつけた山口二郎さんによれば、「4月の3つの国政補欠(最)選挙、7月の東京都議会選挙、8月の横浜市長選挙で自民党を敗北に導いた要因は、政党の支持率ではなく、1対1の対決の構図に持ち込み、政治が変えられるとの確信が広がること。ここに勝利の展望がある」。
 3区は2019年参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で衆院議員を辞職した元法相河井克行の地盤である。改めて言うまでもなく、アベ政治と金の腐敗問題の震源地でもある1億5千万円問題の当初から、立憲民主党中央は、ライアン真由美さんを立て、共産党は早くから候補を下ろして調整がうまくいっていた区である。
 自民は公明党の斎藤哲夫擁立の攻勢に歯が立たない中で候補擁立を断念した。自民票がそのまま公明候補に流れるとは限らず、直前に食い込んだ維新候補にも自民票が流れ、何よりもシラケている自民支持層の棄権が4月と同様に再現されれば、野党統一候補の勝機は十分ある。
 4区は、自民現職と元職、維新元職に対して立憲野党候補が統一候補として挑む。
 5区は自民対立憲の野党統一候補。
 6区は中国5県20小選挙区のうち、ただ一つ立憲民主党現職(2017年は希望の党候補としての当選)のいる選挙区。佐藤公治さんは亀井静香さんとの共闘で自民票に食い込んで勝利してきた。街頭演説でも政党名の連呼はなく、「結集(ひろしま)」を連呼している。
 7区は自民候補に対して、立憲と共産が(はじめから)調整不調で立っている選挙区である。
 比例中国で共産1議席の可能性がある。 
       (久野成章)


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