11.1辺野古実が防衛省申し入れ
知事の埋め立て不承認支持
基地建設を止めさせよう
11月1日午後6時半から、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が呼びかける、月例の防衛省申し入れ行動が80人で行われた。
最初に辺野古実が発言した。
「大浦湾埋め立て設計変更について、県知事の判断がいつ出るか、という状況が続いてる。先日あった北上田さんの講演の中で、11月には不承認が出るだろうと言っていた。出たら支持する行動を起こす。防衛局は、できる工事はやるということで、不承認になればムダであることが分かっているサンゴの移植、N2護岸の建設、美謝川の付け替え工事などを強行している。総選挙の結果は残念な点もあるが議会のなかではなく、運動として引き続き闘っていく」。
次に花輪伸一さんがサンゴ移植問題について、「埋め立て域を拡大するためにサンゴの移植を行っている。サンゴ礁は大きな塊でなければ生きていけない。そうしたところでない場所に移植するので、生存率は20%で2年も生きられない。サンゴ保存のためは移植はよい方法ではない。やめるべきだ」と語った。
山城博治さん
電話アピール
山城博治さんが沖縄から電話でアピールした。「選挙結果はせいいっぱい闘った結果だ。前に進んでいこう」と最初に話し、続いて「コロナ感染が落ち着いてきたので先月25日からゲート前座り込み抗議行動を再開した。辺野古を抱える沖縄3区で沖縄を売り渡した候補に負けてしまったが前を向いてがんばりたい。島尻は『違法の闘争を取り締まれ』と国会で発言した。今後もこうした行動を起こすだろう。それに対して私たちの闘いを進めていくだけだ。団結して闘っていきたい。がんばっていこう」と語った。
そして「来年1月名護市長選、秋には県知事選がある。今回の総選挙の総括をしてしっかりと取り組みたい。政府は辺野古基地建設を行い、先島諸島でミサイル部隊の配備を進めている。課題は一つ、沖縄を戦場にしないことだ。私は沖縄平和センター議長を退いたがこれからも現地闘争本部長として奮闘していく」と決意を述べた。
続いて、ストップ辺野古埋立キャンペーンの加藤さんが「サンゴ移植を行っているエコー会社に2回の抗議行動を行った。抗議・要請書の受け取りを拒否したので郵送したら、『受け取りを拒否する』と書いて送り返してきた。今まで埋め立てにかかわる企業へ抗議してきたが、このような態度をとった企業はなかった。11月に埋め立て工事を請け負っている大林組、12月14日午後5時半から、エコー会社に抗議行動を行う」と行動への参加を呼びかけた。
高裁の不当
判決に抗議
遺骨返還訴訟を支える会が公判報告を行い、「警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法住民訴訟」の中村さんが高裁判決について報告した。
「高江にオスプレイパッドを作るために全国から500人の機動隊を派遣し、抗議行動を弾圧した。警視庁機動隊も参加した。都民税を使うのは違法と提訴した。10月29日、東京高裁で判決があった。警視庁の言い分を全部認める不当判決が下された。1審で認められたテントや車両の撤去は違法との判決を違法ではないと破棄した。最悪の判決だ。11月6日武蔵野公会堂で学習会を行う」。
最後に沖縄の行動と連帯し、辺野古ブルーアクションを11月6日午前11時から12時まで、新宿駅南口で行う行動提起がされた。今回の申し入れは平和を実現するキリスト者ネット。次回申し入れ行動は12月6日(月)午後6時半から防衛省前(市ヶ谷駅下車)(M)。
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