11.26国会前で沖縄連帯行動

埋め立てはすでに破たんしている!

デニー知事を
支持するぞ
 11月25日、沖縄県の玉城デニー知事は、ついに名護市辺野古への新基地建設に関して「軟弱地盤に関する国の設計変更を認めない」とする不承認の方針を発表した。玉城知事は、同日の記者会見で、「軟弱地盤について重要な地点で調査が行われていない」こと、公有水面埋立法が定める「国土利用上適正かつ合理的」であることという要件に合致しないこと、ジュゴンへの影響といった環境保全対策も不十分」などの理由を挙げている。まったく当然のことである。
 玉城知事はまた、「事業実施前に必要最低限の調査を実施するべきだった。不確実な要素を抱えたままの見切り発車だ」として政府の対応も批判している。辺野古新基地建設が米軍の東アジアでの攻撃的戦略の核心をなすものであり、そのために沖縄の人びとの平和、安全を踏みにじり、自然環境と人びとの生活を犠牲にして強行されることを批判している。
 玉城知事はコメントで述べている。
 「あらためて、申し上げるが、今般の変更申請が不承認となった以上、沖縄防衛局は大浦湾側の工事をすることができず、結果として埋め立て工事全体を完成させることができる見通しが立たない状況となる。そもそも、今般の変更申請が必要となったのは、本来、沖縄防衛局について、事業実施前に必要最低限の地盤調査を実施すべきであったにもかかわらず、これを実施せず、不確実な要素を抱えたまま、見切り発車したことにすべて起因するものと考えている」。
 「その結果、出願時に示した工期を大幅に延伸しなければ埋め立て工事を完成させることが出来なくなり、また、当初の想定を上回る莫大な経費を追加せざるをえなくなった。埋め立て工事が周辺環境に与える影響は甚大であり、かつ不可逆的であることからすると、事実上無意味なものとなる可能性がある。埋め立て工事をこれ以上継続することは許されることではない。沖縄防衛局においては、今回の計画変更に関する工事のみならず、すべての埋め立て工事を中止すべきだ」。
 実に鮮明な「設計変更不承認」の訴えである。
 われわれは沖縄の人びとの安全な生活と権利を脅かす辺野古新基地建設への玉城デニー知事の決断を支持するとともに、「本土」の人びとが沖縄の人びとを支援して、ともに闘うことを呼びかける。

国会前で知事
の決断支持!
 11月26日午後6時、「辺野古埋め立て不承認決定を支持 埋め立てはすでに破綻している国会前行動」が衆院第2議員会館前を中心に開催された。集会は、200人が参加し、玉城デニー知事による「辺野古埋め立て不承認」を支持する熱気に満ちたものとなった。
 最初に「オール沖縄」からの発言。「知事による設計変更の不承認は、現在の土木技術をもってしては埋め立ては困難との判断に基づくものだ。大浦湾での新たな軟弱地盤の存在が明らかになった以上、知事の新たな承認が必要となる。行政は法律に基づいてのみ判断しなければならない」と強調した。さらに「今回のデニー知事の判断は、法律に照らして判断することの正しさを明らかにするものだ。十数年前、当時の翁長知事は不承認の態度を貫いた。いま裁判長は手続き論に終始し、不利な状況にあったが、大浦湾で新たな軟弱地盤が発見され、知事の新たな承認が必要となっている。行政は法律に基づいてのみ判断しなければならない。今回のデニー知事の判断は、中止が正しいことを示している」と語った。
 共産党の井上哲士参院議員は「玉城デニー知事の設計変更不承認を支持する。辺野古への新基地計画はすでに破綻している。政府も今や軟弱地盤の存在を認めている。どの角度から見ても辺野古の計画は破綻しており、アメリカも困難と言っているほどだ」と訴えた。
 歌手の海瀬戸豊さんの発言の後、伊波洋一参院議員は「県民の想いを前面に出してこれからも闘う。できないものをできるように宣伝するのはやめよう。これは沖縄だけの問題だけではなく、皆さん全体の問題だ。できない工事を今すぐやめて、沖縄差別に反対して闘おう」と呼びかけた。
 続いて、この日の行動に参加した札幌、福岡、東京北部の仲間も発言。辺野古ブルーアクションからは「青い服を着て不承認」という行動も紹介された。
 県民の「辺野古に基地を作るな」の思いは、玉城デニー知事の「辺野古新基地不承認」の決定を引き出した。沖縄の闘いを孤立させるな。全国で「辺野古に基地を作らせるな」の意思と行動を広げよう。  (K)

政府は工事をヤメロ、国会前で抗議(11.26)

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