12.16関生支部に勝利判決

関西生コン名誉毀損裁判

デマ・中傷を許さない

 【大阪】大阪広域生コンクリート協同組合が瀬戸弘幸に依頼し、関生コン支部の名誉を著しく傷つける行為を始めた。瀬戸弘幸は2018年1月8日、大阪ヨドバシカメラ前で演説し、連帯ユニオン関生支部を「ごろつき労組」・「タカリのプロ集団」とよび、「暴力団まがいの業務妨害」をし・「辻本清美(衆院議員)の黒いパトロン」などと書いたビラを配った。これが関生弾圧の前兆だった。これ以後、ネットを使ってもデマや中傷が拡散されていった。

ネット社会の
弊害と司法
この瀬戸弘幸に名誉毀損の損害賠償請求訴訟が大阪地裁に提起され、その判決公判が12月16日に開かれ、関生支部勝利の判決が言い渡された。裁判所前の若松浜公園で坂田副委員長は、「特定の民族や国あるいは特定の団体には何を言ってもいいのだという自由はない、ウソやデマや中傷は認められていないということをこの判決が伝えてくれたと思う」と感想を語った。
 中島弁護士の説明では、名誉毀損裁判はそんなに簡単なものではなく、書かれたものによって名誉が毀損された、ここまでは認める。しかし、表現の自由があるから、私はこれを正しいと信じてネットに掲載した・あるいは真実でなくてもこういう資料に基づいて正しいと思ったから投稿したといえば、責任は認められない。名誉毀損裁判は以前は難しかったが、最近は、ネット社会でその弊害もだんだん裁判官がわかってきて認める傾向にはあった。それでも、裁判に勝つのはなかなか難しく、今日も心配しながら来たという。
 判決は、主文の最初の音がゲ(原告)かヒ(被告)でわかる。今日はヒがきたので、勝ったと喜んだ。ただ金額は極めて少ない。名誉毀損では、請求額の10分の1ぐらいなら勝ちということ。掲載されたものを削除せよと要求している。

ねばり強い反
撃を広げよう
 吉田弁護士からは記事の内容:一つ目は、組合が組織的に脅迫や恫喝して生コンの協同組合から業務委託料の名目で、生コン1立米当たり170円~400円を徴収させていた。二つ目は、組合から攻撃を受けていた会社の社長が労使交渉のため武委員長に会ったとき、武委員長が1億円持ってきたかと言った。三つ目は、組合が会社の経営者に執拗な攻撃をしたことで、経営者を自殺に追い込んだというもの。これらのことを具体的に調査したのかと聞くと、被告は記憶がないの一点張り、勝てると思ったとの報告だった。
 控訴については、これから検討する。損害賠償額は、組合に30万円、武さんに10万円だった。最後に、近畿生コン関連協議会(建交労・生コン産労・友愛ゼンセン)に対する名誉毀損で損害賠償請求の裁判が継続しているとのこと、グーグルの映像(明日の話題)でも事実でないことを事実であるかのようにして載せている。この件についても継続して交渉しているので、今後の動きについては広報委員会などで伝えていくとのことだった。
        (T・T)

関生労組が勝利判決をかちとった(12.16)

週刊かけはし

購読料
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009  新時代社