2.6郡山 戦争させない・9条守ろう!市民集会

市民と野党の共闘の実現へ
菱山南帆子さんが講演

 【福島】2月6日、郡山市で「ミナセンなかどおり」と「戦争させない・9条壊すな!県中の会」の主催による「戦争させない・9条守ろう!オンライン市民集会 菱山南帆子さん講演&リレートーク」が開かれた。主催者を代表してミナセンなかどおり共同代表の吉川さんが「自民党に接近する連合芳野会長の動きなどで野党共闘の行方は不透明になっている。本集会を参議院選に向け市民と野党の共闘を実現する出発点にしたいと述べた。講演者の菱山さんは、許すな!憲法改悪市民連絡会事務局次長を務め、総がかり行動など改憲阻止の先頭に立つとともに困窮女性支援を担っている人だ。

若者への継承と創意
工夫で運動を大きく

 菱山さんは、敵基地攻撃や明文改憲の道に踏み出した岸田政権の動き、メディアの危機的状況を示しながら、「7月の参議院選に自公・維新に負ければ、改憲に向け好き放題にやられてしまう。野党共闘破壊の動きも『市民と野党の共闘』の市民、市民連合抜きの話になっていることがミソだ。コロナ禍の下でも自民党は改憲の動きを自粛せず、若手・中堅議員50人を実働部隊として全国で憲法集会を開く。私たちは、コロナ対策をしながら、憲法を生かし実践していくとりくみを進め、特に次世代に引き継ぎとりくみを重視し、創意工夫して改憲させないため大きな運動に盛り上げていく」と力強く語り、青年プロジェクトチームによる若者向けの「署名集めのしかた」「のぼり旗の作り方」、高齢層向けのSNS力向上のとりくみを紹介した。若者の参加を促進するには上から目線ではなく「傾聴」「共感」「ほめる」姿勢が大切とも話した。

県民7人、5政党と
県市民連合が発言
 リレートークでは「原発汚染水海洋放出を止めたい」「ふるさとを返せ!津島原発訴訟」「中村哲さんと9条」「障害当事者の人権」「教育現場の現状」「県民健康調査の検証」「平和憲法を守る」のテーマで県民7人が次々と発言した。いずれも福島県民が直面している重要な課題で参議院選挙でも政策に反映していく必要のある提起であった。
 次に各政党から発言がなされた。立憲民主党の馬場ゆうき議員のビデオメッセージの後、れいわ新選組県中地区勝手連の増子さん、社会民主党福島県連合の遠藤幹事長、緑の党全国運営委員の高橋さん、日本共産党福島県議の神山さんが発言し各々政策表明と改憲阻止、参院選への決意を述べた。ふくしま県市民連合の根本仁さんは「市民連合と野党の政策合意に向けた話し合いを大事にし、連合の揺さぶりに抗し市民と野党の共闘で参院選に向かっていこう」と訴えた。
 最後に、菱山さんから「今回の集会は、超党派で多様な発言があり、女性の発言者が多くジェンダーバランスもとれ先端を行っている。差別あっての自民党と闘うために、自分自身もアップグレードしていきたい」とのコメントを受け終了した。
 集会の全発言とYoutube映像は『ミナセンなかどおり』のホームページから見ることができる。尚、ミナセンなかどおりと戦争させない・9条壊すな!県中の会は駅前街宣・署名を定期的に取り組んでいる。     (N)

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