ウクライナ侵略糾弾
2.27東京・新宿駅西口
総がかり行動実が緊急の訴え
2月27日午前11時から、東京・新宿駅西口で「ウクライナ侵略糾弾!ロシアの即時撤退を求める2・27緊急アピール行動」が戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委の呼びかけで行われ、数百人が参加した。
大きな宣伝カーの上に、立憲民主党、社民党、共産党の国会議員が並んだ。
最初に、社民党党首の福島みずほさん(参議院議員)が発言した。
「居ても立ってもいられない。ロシアの侵攻に抗議する。何の正義もない。こんな暴挙を許してはならない。亡くなっている人を救うめためにあらゆることをやって止めて行こう」。
「ロシアの中で抗議している1700人が拘束されている。プーチンは支持されていない。命懸けで決起している。連帯していこう。日本のかつてのアジア侵略と同じだ。プーチンの狙いはウクライナ政権の転覆だ。プーチンの狙いは必ず頓挫する。9条があるから戦争の危機に対処できないと右派言論が言うが9条があるから国は戦争ができない。今こそ大事にしよう。戦争は最大の人権侵害だ」。
吉田はるみさん(立憲民主党、衆議院議員)。
「ウクライナで、子どもと別れて大人が戦争に行く。子どもたちの未来を根こそぎ奪う。止めていこう。為政者によって戦争は行われ、犠牲者は一般人だ。寒さにあい、地下鉄に逃げている。インターネットもつながらない、食糧もない。何ができるのか。平和を求める声をあげることだ。行動することが一番大きな力になる」。
「戦争は正義ではない。誰の血も流さない。戦争反対、平和を求める思いをウクライナ、ロシア、世界へ。命を懸けて闘っているロシア民衆へ」。
野党と市民が
共同アピール
小池晃さん(共産党、参議院議員)。
「10万人の避難民が出ている。クラスター爆弾が使われている。ロシアはウクライナから手を引け。国連憲章違反だ。プーチン大統領はNATOに対抗するために主張しているが、ウクライナ侵攻は許せない。命を奪わない、国土保全、戦争しないというのが戦後の枠組みだ。これが壊されている。核保有大国を自認し、攻撃されれば核で対抗すると、核で脅迫している。世界中が戦争をやめろと声をあげている。ロシアは国連憲章を認め、戦争をやめろ。国連は無力だ、敵基地攻撃能力を持てという論議の提起や、核武装論を安倍元首相が発言している」と右派の動きを批判した。
小池さんは憲法前文を紹介し、「平和を求めロシアの侵略をとめる、専制とプーチンへの隷属を許さない」と述べた。
市民連合の立場から高田健さんが「ロシアの50カ所で反戦デモが起きている。3000人程が即座に逮捕された。心から連帯したい。世界各地、日本各地で行動が続いている。ウクライナの未来はバイデンやプーチンが決めるものではない。憲法9条の破壊、軍事力の強化を許さない。アメリカはどうだったのか。2003年のイラク戦争によって10万人のイラク人が殺された。米国の責任は免罪されない。今はロシアの侵略を止めることだ。ただちに撤退しろ」と発言した。
ロシアの暴挙
絶対止めよう
改憲問題法律家6団体連絡会の大山勇一弁護士が「多くの団体が反対声明を出している。ロシア軍の行動は国連憲章違反だ。独立国の中に傀儡政権を作り、侵略していく。これは日本がやった満州国の建国と同じだ。ロシアが最初にやった防空施設の破壊攻撃は、敵基地攻撃の実践だ。そして、秘密保護法、共謀罪は戦争について市民に発言させない。戦争はうその始まりだ」と日本政府の動きも批判した。
日本山妙法寺の武田隆雄さんが「プーチンやミャンマーの独裁者は戦争が好きだ。命を奪うウクライナ戦争を止めろ。殺すな殺されるな。武力で平和は作れない」と語った。
最後に、総がかり行動の藤本泰成さんが「プーチンはウクライナ侵攻を自衛のための戦争だという。1939年9月1日、ナチスとソ連は不可侵条約を結び、その後ポーランドに侵攻した。1941年12月8日、真珠湾攻撃も米国などの包囲網から自らを守る戦争だとか大東亜共栄圏などと正当化した。戦後吉田茂首相は自衛権の発動も、交戦権も認めない。それは国家防衛の名のもとに戦争を始めたことの教訓からだと述べた。ロシアの暴挙を認めないのは日本の責任だ。2021年1月に、核兵器禁止条約が発効している。核で相手を脅すやり方は認められない。戦争で死んでいくのは国の指導者ではない。名もなき草莽の民だ。戦争反対の声をあげ続けていこう」とまとめの発言をした。
3月4日夕方ロシア大使館行動、3月6日午後2時から新宿駅東南口で情宣行動への参加が呼びかけられた。 (M)
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