ウクライナ民衆と連帯し 戦争反対の声あがる
2.26名古屋緊急街宣に100人
【愛知】2月26日、名古屋市の繁華街、栄で「あいち総がかり行動」の呼びかけたロシアによるウクライナ侵攻に抗議する緊急街宣が行われた。急な呼びかけにもかかわらず100人を超える労働者市民が結集し、様々なバナーとウクライナの国旗が通りを埋め尽くし、多くの労働者市民が注目した。
ロシアへの
怒りと悲しみ
リレートークが始まり最初に「革新・愛知の会」の近田さんが発言した。近田さんはロシアの軍事侵攻は領土拡大の禁止と民族自決権を定める国連憲章に明確に違反していると述べ、声を上げて今すぐにこの戦争を止めさせようと訴えた。 日本共産党衆議院議員の本村伸子さんも駆けつけてこの戦争を止めるために共にがんばる決意を述べた。続いて愛知県に在住するタチアーナさんをはじめ3人のウクライナ人(日本ウクライナ協会)の方も参加しマイクを握って反戦を訴えた。
タチアーナさんは「突然始まった、この戦争。なんとか止めたいと必死で訴えている。人ごとじゃない。日本の皆さんのご支援をお願いしたい」と訴え「特定の思想を持っているわけではない普通の市民です。ウクライナが何か悪いことをしたのでしょうか。家族や友人とも連絡が取れない。突然の侵攻に怒りと悲しみです」「みなさんに言いたい。ロシアの行為が許されるなら、みなさんも突然攻撃されることになる。ウクライナと日本、同じロシアが隣国だから。日本のみなさんにも支援をしてほしい」とロシアへの怒りと悲しみの心情を述べ、戦争を止めるために共に声を拳げるよう、訴えた。そして「日本のみなさんがこうして声をあげてくれたことに感謝します」と述べた。
さらに通りすがりの中国人留学生も飛び入りで参加し、この戦争を止めようと中国語のバナーを手に持って訴えた。後半から駆けつけた立憲民主党衆議院議員の近藤昭一さんは帝国主義的な領土戦争の構造を批判し過去の戦争から何も学ばず、このようなことを繰りかえすロシアの侵攻に対し怒りをこめて批判した。他に社民党の平山良平さんが発言し、辺野古・高江スタンディングメンバーも発言した。
最後に参加者全員でウィシャルオーバーカムを「あいち沖縄会議」の神戸さんのギター演奏で歌い1時間の街宣を終了した。名古屋ではこれ以降も様々な団体が街宣などの行動を計画している。
戦争協力NO!
改憲阻止!
アメリカやEU諸国はこの戦争を止めるどころか戦争扇動とウクライナへの武器輸出をくりかえしている。これらの実態も明らかにしなければならない。また、この戦争で右派勢力による9条改憲を叫ぶ声がインターネットなどに大量に表れている。
われわれは岸田自公政権に対し、この戦争に絶対に協力させない闘いと、外交で平和を取り戻すための行動をさせるための声を、労働者民衆の側から挙げていかなければならない。帝国主義の領土拡大戦争に反対し右翼の反動を許さず戦争反対と憲法改悪阻止の行動を開始しよう。
(越中)
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