3.1ロシア総領事館に抗議
ロシア軍はウクライナからの即時撤退を!
【大阪】しないさせない戦争協力関西ネットワーク呼びかけによるロシア総領事館への抗議行動が3月1日に行われた。雨の中、ロシア総領事館のある住宅地の狭い道に130人ほどの市民が集まり、ロシア軍のウクライナからの即時撤退を訴えた。行動のはじめに、この戦争でたおれた人々に1分間の黙祷が行われた。
中北龍太郎さん(しないさせない戦争協力関西ネットワーク共同代表)がはじめに発言し、「ロシア軍のウクライナに対する軍事行動は、主権と領土を侵害する侵略であり、国際法や国連憲章違反でもある。ヒトラーのポーランド侵攻以来の暴挙だ。ロシアの目的は、ウクライナの現政権を打倒してカイライ政権をつくり、ロシアの勢力圏を広げる汚い戦争に他ならない。さらに、戦略核の発射準備命令まで出して、核による脅しをかけている。断固としてこの戦争に反対し、共に声を上げていきたい」。
「この危機に乗じて安倍元首相は『日本にも米国の核を配備し、日米が核のボタンを共有する』という発言を繰り返している。また岸田政権はこの危機を悪用して敵基地攻撃能力保有・9条改憲の動きを加速させている。戦争しない・させないと誓った憲法9条を壊すことは断じて許されない。世界の民衆の平和的生存権を保障し、武力で平和はつくれないことを原点にする憲法9条がいまこそ輝くときだ。その精神を大いに広げて、世界平和を共に築いていこうではないか」。
「いま、世界では反戦運動が巻き起こっている。ドイツでは20万人のデモが行われた。ロシアでも、当局の弾圧に抗して反戦デモが広がっている。私たちは世界に広がる反戦デモに連帯して、ロシアが直ちにウクライナから撤退することを強く要求する。戦争を民衆の力で止めていこうではないか」、と訴えた。
新しい戦争の
時代を許さぬ
その後、近藤さん(大阪平和人権センター事務局長)、陣内さん(全港湾大阪支部副委員長)が発言し、中北さんとこの2人が代表として要求書を手交すべく総領事館におもむき、ベルを押したが何の応答もなく、やむなくポストに投函した。
再び黙祷をし、シュプレヒコールをした。山本健治さん(元ベ平連・、元大阪府議)が発言し、「日本とドイツが二度と戦争を起こさないように日独平和フォーラムを細々とやってきた。ベルリンの壁が開き、90年に東西ドイツが合併し東西冷戦が終わった。世界に平和がくるはずだと思ったが、再び新たな冷戦が起こり、第2次大戦後の朝鮮戦争と同じようなことがいま起きている。この戦争を絶対に許してはならない。いま頑張らなければと思って参加した」と述べた。
最後に、星川洋史さん(しないさせない戦争協力関西ネットワーク事務局)から、1週間後の3月8日ここ総領事館前で抗議行動を行うとの呼びかけがあった。 (T・T)


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