3.4若者イニシアチブで ロシア大使館に抗議
3月4日「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委」は、ロシアのウクライナに対する侵略戦争・住民虐殺に抗議して、午後6時半から東京・神谷町のロシア大使館前で緊急の抗議集会を行った。プーチンロシア大統領によるまさに理不尽極まるウクライナ侵攻は、おそらくプーチン自身の思惑を超えて、ウクライナの政府・軍・市民たちによるロシア軍へのレジスタンスに直面している。
3月2日の国連総会では、ウクライナからのロシア軍の即時撤退を求める決議案が193カ国中141カ国という圧倒的多数で決議され、反対はロシア、ベラルーシ、朝鮮、エリトリア、シリアの5カ国にとどまった。ロシアにとっては大きな打撃である。侵攻したロシア軍は、チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナにおいて、当のチェルノブイリを含む幾つかの原発を占拠するなどの暴挙に踏み込んでいる。
世界の市民と
ともに行動を
この日の行動は、菱山南帆子さんをはじめ20代、30代の「総がかり行動」若手活動家を運営の中心に据えた若者イニシアティブ(青年プロジェクトチーム)の主催で「ユースアクション」として行われた。緊急の呼びかけだったにもかかわらず400人が参加した。
菱山さんは「核戦争反対・軍事侵攻やめろ・原発反対」の立場をはっきりさせて「核と人類は共存できない」という原則を、あらためて確認しようとキッパリとした口調でアピールした。国会議員からは立憲民主党の柚木道義衆院議員が連帯のあいさつに立ち、「ウクライナの原発や、学校への爆撃をやめさせよう。世界の市民がともに声を上げよう」と呼びかけた。
ロシア大使館は不当にも市民の抗議表明を、1回5人限定で認める、という官僚的対応に出ている。そこで若者たちを中心にした5人のチームが何回かにわけて大使館前まで赴き、要請を行う形をとらざるを得なかった。これは大使館の追い詰められたあり方を示してあまりあるものだ。
戦争反対・反原発、ウクライナ占領をただちにやめろ、の国際的アピールをロシア・プーチン政権、そして何よりもウクライナとロシアの人びとに届けよう。持続した闘いが必要だ。これは日本に住む私たち自身の闘いでもある。 (K)
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