3.13「みんなのデモ」に200人仙台
戦争反対の思いでみんな集まり、声を挙げよう
【宮城】「草の根からウクライナへの侵攻を止めて行きましょう!」と主催者の呼びかけで開かれた「みんなのデモ」。
仙台で最初にスタンディング行動を呼びかけた染色作家の臼井典子さんがウクライナの人々への思いを伝え、仙南9条の会の平間さんは「ロシアの戦争を見て許せない。75年前の日本と同じだ。戦争を止めろの声を拡げたい」と語った。安保法制反対ママの会みやぎの松田さんは「安保関連法に反対し大きな声を挙げてきた。ママの会を作り子どもを守るためできる限りの行動を行ったが強行成立させてしまった。本当に悔しかった。『誰の子どもも殺させない』と今日は平和の声を挙げるために参加した。一緒に歩みましょう」と結んだ。
仙台在住の外国人と共に登壇したウクライナ出身の女性は「胸がいっぱいで何を話していいのか判りません。集会を呼びかけてくれた皆さんに心から感謝します」と発言、そしてウクライナにいる家族への思いを切々と話した。その時に、ウクライナ国旗に身を包んだウクライナの女性2人が集会に参加してきた。参加者が振り向き暖かい連帯の拍手があがり会場を「連帯」が包み込んだ。そして壇上から「いろんな宗教があり祈りは様々だが心は一つです。ウクライナの為にお祈りしましょう」と呼びかけた。外国人の方が「私は仏教徒ですから般若心経を唱えます」とお経を唱え、参加者一人一人が遠くウクライナの人々を想い心から祈った。ウクライナの国歌、1985年「アフリカ難民救済」を目的にしたライブエイドの曲が会場に流れ、最後に2011年3・11東日本大震災の翌年から全国チャリティーソングとして今も歌われ続けられている「花は咲く」を参加者の心を一つにして歌われた。「NO! War!」「Stоp! War!」の声は世界の人々の共通の願いだ。最後に彼女は「日本にいる外国人に心優しくしてほしい。お願いします」と呼びかけた。
市民の広場には、手作りのプラカード、ボードを持った市民がたくさん集まってきた。〈思想・信条・宗教の違いを超えて。多様性を尊重しながら。戦争反対の思いならだれでも参加を。初めての参加も大歓迎〉「みんなのデモ」が出発した。「命を守れ!」「侵略はもうやめろ!」「ウクライナに平和を!」「ロシア軍は直ちに撤退を!」を訴えながら「市民の皆さん!私達と一緒に一歩でも二歩でもいいです。デモに参加しませんか!戦争に反対しましょう」と呼びかけながらデモは進む。歩道の市民に「花」を差し上げ、プラカードを掲げる。市民の共感のなかで「みんなのデモ行進」は進んだ。途中から参加する人も多く、また「次回は是非参加したい」との声が多数届いているようだ。この日は200人強の市民が「みんなのデモ」に参加した。連日報道されるウクライナへのロシア軍の侵攻の現状とウクライナの人々の犠牲と悲しみ。そして過酷な弾圧・情報統制のなかで、プーチンの戦争に反対し行動するロシアの人々の闘い。「悪いのはロシア人ではない。プーチンだ!」と子どもが掲げたプーチンの肖像画と訴え。気仙沼、大崎、石巻、多賀城を始めとして県内各地で「戦争反対!」「ウクライナに平和を!」を掲げる市民の行動が拡大している。「戦争反対!ロシア軍はウクライナから出ていけ!」と言う国際連帯の大きな声でプーチンを包囲しよう! (朝田)


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