県民が安心して生きるため！
静岡県・中部電力に申し入れ

　【静岡】東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から11年目に当たる3月11日、県下の65団体で構成される「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」による２０２２
・３・11アクションが行われた。
　浜岡原発の地元、御前崎市では昨秋より、市議会で原子力規制委員会での審査の迅速化を促し、再稼働を求める推進派議員の発言が繰り返され、柳澤市長も原発立地市町協議会副会長として規制庁や資源エネルギー庁に再稼働に向け、審査を急ぐべきとの要請に出向いている。
　また、資源エネルギー庁は地元４市（御前崎市、牧之原市、掛川市、菊川市）で、原発を脱炭素社会へ向けたエネルギー計画に位置付けた第６次エネルギー基本計画の説明会を行っている。推進派が脱炭素社会実現に向けた国の施策を再稼働へ向けた好機と捉えている状況を踏まえトリチウム他汚染水の海洋放出に反対し全国知事会への反対働きかけなど9項目からなる質問・要望を静岡県知事に提出した。

再稼働の準備
などやめろ！
　中部電力林社長は年頭あいさつで、浜岡原発に触れ「電力の安定供給の確保に向けては、再稼働も不可欠。地に足をつけて、着実に歩みを進めていかなければならない」と再稼働の必要性を唱え、着々と準備をすすめていることから中部電力静岡支店に赴き林欣吾社長宛ての抗議並びに申入れ書を手渡した。
　抗議行動終了後、県庁で記者会見を行い、「浜岡原発の再稼働は認められない」と訴えた。
　　　　　　　　　　（Ｓ）

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