4.8 22けんり春闘中央総決起経団連前行動

公助破壊と差別助長をやめろ
非正規・女性・外国人の闘いが結集

全体の生活守る
社会的な闘争へ
 生活必需品が次々に値上がりし、今人々の生活は確実に圧迫されようとしている。まさに、労働者全体の生活を守る社会的闘争としての春闘が今こそ求められている。しかし連合大手組合はその社会的要請には完全に背を向け、集中回答日も待たず自分たちの企業内だけの賃上げで春闘の幕を閉じた。事実上、社会的闘争としての春闘を抹殺し、労働者・市民の不満が社会的に表現される回路を断ち切ろうとする行為に等しい。
 このような春闘破壊に真っ向から挑むものとして、4月8日、22けんり春闘中央総決起行動が同春闘全国実行委員会に結集する各労組、争議団などの仲間たちによって終日展開された。差別と権利破壊に正面から立ち向かっている具体的な闘いをつなぎ、それらを中軸に、労働者全体の生活保障として格差社会を打ち壊す春闘への挑戦だ(本号別掲記事参照)。
 そして午後2時半から、それらを集約するものとして日本経団連前で経団連抗議行動が行われた。日本経団連こそが紛れもなく、公助破壊と非正規化や女性差別、外国人差別、さらに権利破壊の労務政策を先導してきた張本人だからだ。

差別を打ち破ろう
闘いのうねりを
 抗議集会は、22けんり春闘全国実行委員会共同代表の渡邉洋全労協議長による闘いへの呼びかけで始まった。渡邉さんは、まず先にふれたような連合大手の姿勢を厳しく批判した上で、消費者物価上昇や女性の自死激増という現実を前にした中小、非正規、外国人置き去りを進める経団連を糾弾、それを許さない闘いを確固として作り上げよう、地域共闘、ストライキ闘争を断固として基軸にし、闘いをまさに見えるものとして職場内外に波及させようと力強く呼びかけた。
 そして結集した仲間たちから、全労協女性委員会の柚木さん、宮城合同労組の星野さん、東水労の久保さん、全統一労組の佐々木さん、全造船関東地協の風呂橋さんが決意表明。
 柚木さんは、幅広い共同で女性の相談会を4回行って見えたこととして、女性の苦境が本当に切羽詰まった状況になっているのに公助が見えないと問題の根源をえぐり出し、それを作り出したのが経団連だ、と経団連を指弾した。そしてジェンダー平等の点でも日本が最低ランクであることを指摘し、本当に国を変える闘いを作り出そうと力を込めた。
 星野さんは、非正規差別に正面から闘いを挑んでいる(株)キステム契約労働者の闘いを紹介しつつ、同一労働同一賃金を認めさせ非正規差別総体を突き崩す道を切り開こうと呼びかけた。加えて東電福島原発事故収束作業における過労死をめぐる闘いへの支援を訴えた。
 久保さんは、まず小池都政に断固として立ち向かう決意を表明、特に民間を利用した業務移転との対決を挙げ、移転先労働者の組織化を進め共に闘う中で現場の行政サービスについて監視を進める取り組みを紹介した。その中で、直営への取り戻しを果たすという成果も得たと報告し、公共サービス取り戻しへさらに闘いを進めると決意を述べた。
 佐々木さんは、露骨な外国人差別の解雇攻撃に断固として反撃しているフィリピン人労働者の闘い、ベトナム人技能実習生の労災申請を拒否した大企業に対する闘いを紹介し、外国人差別が横行している現実に労働者総体として反撃をつくり出そう、と強く訴えた。さらに強制帰国を怖れ孤立出産せざるを得なかったベトナム人技能実習生が死体遺棄罪に問われている事件を紹介、その無罪要求をも共に支援しようと呼び掛けた。
 風呂橋さんは、神奈川で行政交渉を積み上げている闘いを報告した。そして、連合大手組合が春闘を放棄し最賃闘争にも背を向けている中では、それらも現場の問題から行政を逃げさせない取り組みとして一定の役割を果たしている、地域の力を結集しさまざまな闘い方に挑戦しようと訴えた。また経団連企業の中でも外国人暴行事件が起きていると暴露し、怒りを込めて経団連追及の不可欠さを強調した。
 集会は最後に、これらの発言を集約するシュプレヒコールで経団連への強い怒りと抗議を表明し、結集した仲間は次の行動へと移った。       (神谷) 

非正規差別のない社会を、と訴える星野宮城合同労組委員長(4.8)

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