5.3参院選・大椿ゆうこさん当選へ

「野党と市民の統一候補」を何としても当選させよう!

 【大阪】今年7月の参院選に立候補予定の大椿ゆうこさんの総合選対キックオフ集会が、5月3日、大阪のPLP会館で開かれた。大椿さんは、昨年の総選挙で大阪9区から社民党公認で「野党と市民の統一候補」として立候補し、惜しくも落選したが、参院選では2019年に引き続き社民党から比例区に立候補する予定である。
 キックオフ集会には、社民党近畿ブロックの党員や労働組合・市民団体などの支持者、無所属を含めた自治体議員などが参加し、PLP会館の大会議室がほぼ一杯となった。

市民が共同で
押し上げよう
 集会は、大椿ゆうこを推す会のメンバーの司会で始まり、まず大椿ゆうこさんの選挙にかける思いをインタビュー形式で描いた動画が上映された。
 続いて、小坂淑子選対本部長(社民党滋賀県連合代表)が「社民党をとりまく情勢は厳しいが、脱原発を終始一貫して主張してきたのは社民党。大椿さんをぜひ国会へ送り出したい。そのために、自分のことばでわかりやすく、街頭で訴える必要がある」と開会のあいさつをおこなった。社民党の福島党首が応援のビデオメッセージを寄せ、「人間を人間として扱わない政治に終止符を」と大椿さんと社民党への支持を訴えた。
 社民党の服部幹事長は「参院選後の3年間で国民投票が行われる可能性が高い。2024年秋が危ないという人もいる。維新は次の総選挙で野党第一党を目指すと言っているが、もしそうなれば政権をさらに煽る政党が野党第一党になってしまう。9条があったからこそ、日本は平和を維持できたし、自衛隊は誰も殺さずに済んできた。いま本当に憲法がピンチになっている」と参院選の重要性を指摘した。続いて、支援者アピールに移り、社民党とともに比例区で岡崎彩子さんを擁立する新社会党の山下けいきさん、連帯労組の柿沼陽輔さん、大椿ゆうこを推す会の橋本真菜さん、茨木市(大阪9区内にある)在住の大学生の西尾慧吾さん、社民党中国ブロックから広島県連合幹事長の福山権二さん(庄原市議)、サポートユニオンwith YOUの堀切哲さんが、それぞれの立場から、大椿ゆうこさんを支持して、選挙戦にとりくむと発言した。そして、大椿さんと共に闘う自治体議員が登壇し、一人一人紹介された。

労働運動で闘う
 共同テーブル近畿呼びかけ人の池田直樹弁護士からの発言のあと、大椿ゆうこさんが参院選に立候補するにあたっての思いを力強く訴えた。
 「社民党は絶対に必要な政党だ。社民党という選択肢を残すことが大事。この参院選は憲法を守るための選挙として、立候補を決意した。社民党の比例区候補者は、それぞれ多様性を代表する人たちだと思う。その中で、私のスローガンは変わらず『労働者の使い捨てを許さない』であり、それを真正面に掲げて闘う。労働運動で闘うのが社会を変えるカギだと言える候補者は私しかいないと思っている。バーニー・サンダースのように、労働者から自分たちの集まりに来て欲しいと声をかけられる政治家になりたいと考えて、挑戦していきたい」。
 集会の最後に、社民党大阪府連合代表の長崎由美子さんが、チラシ配布、ポスター掲示、選挙ハガキの集約など具体的な行動提起をおこなった。参院選の公示日と言われる6月22日に向けて、さらに活動を強めていくことを確認しあって、集会を終えた。
         (大森)

大椿さん、労働者の使い捨て許さない、と立候補の決意表明(5.3)

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