東京「沖縄復帰50年を問う」5・15デモ
山城博治さんと共に都心をデモ
「中国脅威」論振りかざした
日米軍事同盟強化許さない
「中国脅威」論
のウソを批判
5月15日、1972年の沖縄「本土復帰」から50年にあたる日、沖縄平和運動センター議長の山城博治さんを招いて、東京で「沖縄復帰50年を問う」5・15デモが行われた。
主催は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。本紙5月23日号でも紹介したように、それに先だって「『辺野古』県民投票の会」元代表の元山仁士郎さんが5月9日から首相官邸前でハンガーストライキに突入していた(本紙5月23日号1面記事参照)。
日比谷公園で開催されたデモ出発前集会で、山城博治さんは小雨降る中参加した650人に向かって集会で次のように訴えた。
「中国が日本に侵攻すると言ってるんですか。中国は世界の経済大国になるために汲々としているのが実状です。一帯一路なる政策も、経済発展のためのものです」。「この資本主義社会を中心とする世界の経済システムのなかで、一番得をしているのは中国です。その中国が経済発展の道を自ら断つはずはない。『一帯一路』政策は経済発展以外の何ものでもありません。そのことがよくわかっている中国が戦争を仕掛けることはありえない」。
「台湾有事ということも言われていますが、それはアメリカが仕掛けた謀略と言ってもいいものです。台湾有事で沖縄が戦場になることなどありえない」。
平和と人権の
東アジアを!
山城さんの発言は、中国脅威論を真っ向から否定し、沖縄の対中国前線基地化を推進していこうとする日米同盟のねらいをあばきだそうとするものだった。
対中国前線基地化という日米軍事同盟の戦略に正面から立ち向かう沖縄の人びとと連帯し、米軍基地・自衛隊基地のない沖縄、平和・人権・環境保護に貫かれた沖縄をつくりだすための挑戦を、共に進めていこう。
集会後、雨まじりの都心を元気よく東京駅までのデモが行われた。まだまだこれからだ。戦争のない平和で平等で人権と民主主義を貫く東アジアのために、共に論議し、行動しよう。
東京では6月4日(土)に「承認されていない辺野古工事をやめろ!6・4新宿行動」が辺野古の県民大行動と同時行動として行われる(11時アピール行動、12時デモ出発 主催:辺野古の海を土砂で埋めるな首都圏連絡会) 。 (K)
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