6.11オスプレイ配備反対集会・デモ

米軍横田基地撤去!
地域から闘いの流れを

オスプレイの
配備も拡大!
 6月11日、東京都福生(ふっさ)市の福生公園で「6・11米軍横田基地撤去!オスプレイ配備反対集会&デモ」が行われた。主催は2022米軍基地に反対する実行委員会。三多摩地域の労働組合を中心にして約100人の労働者・市民が参加した。
 主催者あいさつを行った東京全労協議長の大森進さんは、今年で10回を数える労働者たちの反戦・反基地の闘いの意義を確認し、「ウクライナへのロシア軍の侵略を絶対に許さない。戦争の早期中止を」と訴えるとともに「NATOの軍事援助も泥沼化を深めるだけであり、戦争の泥沼化の中で、日本による『協力』を口実にした戦争行為を許してはならない」と呼びかけた。無人機グローバル・ホークの横田への常駐化も進み、10月にはオスプレイの配備が現在の6機から10機にまで増大する、とされている。そうなれば夜間の騒音被害も高まってくると批判した。
 連帯あいさつを行った「基地被害をなくす会」事務局長の棣棠浄(ていとう・きよし)さんは「地元での軍事基地反対の闘いに腰を据えて取り組もう。大きく変容する横田基地の現状を見るにつけ、地元でさらに粘り強い闘いを」と呼びかけた。オスプレイの配備が2018年11月1日だったことにちなみ「1の日」行動を行い、さらに基地そのものを問題にする裁判闘争として、6月20日にも第3次訴訟に取り組む、と棣棠さんは訴えた。

抗議文提出を
拒否する警察
 連帯のメッセージはさらに、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、横田基地の撤去を求める西多摩の会、立川自衛隊監視テント村、とつづいた。この日、陸上自衛隊練馬駐屯地へのデモを行っている東京・北部の仲間からも首都圏の米軍・自衛隊の基地に対する共同した反基地のアピールが寄せられた。
 この日の集会決議では、「私たちは首都・東京の闘いとして、……あらゆる戦争に反対し、辺野古新基地建設阻止、オスプレイ配備反対で沖縄と連帯し、全国の労働者・市民とともに在日米軍横田基地をはじめとする、すべての軍事基地の撤去と岸田政権を打倒するまで闘っていく」と述べている。
 デモは、米軍横田基地への申し入れ・抗議の文書について米軍当局に手渡すことが合意・承認されていたにもかかわらず、警察はその合意をも無視して「抗議文」提出をあくまで認めない、という不当な対応に終始した。抗議デモ主催者と米軍基地事務方当局との「事前合意」さえも認めない、こうした警察のやり方に、私たちは厳しく抗議する。
 改憲・そして「戦争する国家」への本格的飛躍に対するねばり強い闘いを継続しよう。      (K)

米軍横田基地の撤去を!(6.11)

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