6.6辺野古実が防衛省に申し入れ

新基地を絶対作らせない!
知事の埋め立て不承認支持するぞ

 6月6日午後6時半から、防衛省に対して、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が「知事の埋め立て不承認を支持し、辺野古に新基地を作らせない」申し入れ行動を行い、80人が参加した。
 最初に辺野古実の仲間が取り組みの現状について発言した。
 「6月4日、沖縄辺野古で、半年ぶりに880人が集まり集会を開いた。それに呼応して新宿デモに170人が参加した。承認されていない埋立工事を止めろがスローガンだ。不法にも埋立工事を続けている」。そして「5月15日に復帰50年の式典があったがお祝いしようという気分にはなれない。お祝いする現状にないからだ。沖縄の軍事植民地化が深まっている。元山さんがハンストを決行し、式典に向けて復帰抗議のデモが行われた。東京では銀座デモに650人が参加した。米大統領バイデンが来日し、クアッドも開催された。沖縄の米軍基地建設をさらに推し進めること、辺野古移設が唯一の選択肢と再確認された。つまり、辺野古基地建設に反対する抵抗闘争をたたきつぶすということだ」。
 さらに続けて、「埋立設計変更に対して、知事が下した不承認を国交大臣が取り消した。5月9日、知事採決を不服として国地方係争処理委員会に審査を申し出た。9月にある知事選に勝利し、辺野古基地建設を頓挫させよう」と訴えた。

山城博治さん
電話アピール
 沖縄から山城博治さんが電話でアピールした。
 「5月15日、私も参加した東京での行動が、沖縄タイムス、琉球新報に大きく報道された。感謝したい。6月4日には辺野古で半年ぶりに800人が集まり大行動ができた。この間、2機のオスプレイが那覇軍港に来て訓練している。『南西諸島』有事に備えて具体的な訓練を行っている。離島間でミサイルを撃つ連携作業など。政府は沖縄に設計変更の承認をせまっている。沖縄は全国の仲間と連帯し団結してこの動きを止めていく」。

首都圏の反基
地闘争と共に
 参加した団体から行動提起が行われた。6月9日、公害等調整委員会で、遺骨混じりの土砂を埋立に使うのを、沖縄県はストップをかけている。業者が「工事をやらせろ」と調整委員会に申し立て、その審議が行われる。傍聴などの行動を行うので参加を。
 米軍基地に反対する実行委の棣棠浄さんが「6月11日午後1時45分に、福生公園に集まり、横田基地抗議デモが行われる。5月~6月の横田基地はものすごい動きだった。5月9日~12日、三沢のF16戦闘機12機が朝から夜まで爆音をまき散らしながら訓練を行った。まるで戦場だった。5月21・22日は基地が開放され、F16の曲芸飛行などが行われた」と説明し、そして「バイデン横田基地に降り立った。横田基地は米国の窓口になっている。6月に横浜のノースドックにオスプレイがいた。横田基地には常時6機、2024年までに10機体制を予定している。軍事的強化には反対しよう」と訴えた。
 沖縄一坪反戦地主会関東ブロック、埋めるな連が発言し、沖縄の闘う歌を合唱して行動を終えた。申し入れは本郷文化フォーラム・ワーカーズスクールが行った。        (M)

辺野古新基地反対!知事の埋め立て「不承認」支持!(6.6)

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