6.19国会前19日行動に800人

参院選で岸田内閣を退陣に追い込もう

中国の脅威
あおる安倍
 6月19日の日曜日午後2時から、9条こわすな総がかり行動実行委員会が主催する「19日行動」が衆院第2議員会館前を中心に行われた。最初に主催者を代表して共同代表の小田川義和さんがあいさつに立った。
 「岸田自公政権は、いま大軍拡・大増税・社会保障の削減の攻撃を、『敵』とされた国=中国の軍事的指揮・統制する能力を破壊する、という口実で進めている。安倍元首相は『台湾有事は日本有事』と主張して、中国の脅威をあおっている。しかし日本の3倍の経済力を持つ中国への軍事競争などありえない。それは『脅威』を拡大するだけだ。韓国はベトナム戦争に総計32万人を派兵し、1万5000人もの戦死者を出した。私たちは次の世代に9条を引き渡さなければならない。7月10日の参院選投票日にそれを示そう」と訴えた。
 小田川さんはさらに福島原発訴訟高裁不当判決への怒りを表明し、原発ゼロへの運動を強化するとともに自民党・公明党と、補完勢力である「維新」が国会議席の3分の2を占めるのを許さず、戦争への「翼賛体制」を阻止するよう訴えた。さらに物価の急騰について、それが5兆円以上にのぼる軍拡という中国との軍事的対抗政策と不可分の関係にあると指摘し、消費税増税などの政策をなんとしても止めさせようと強調した。

軍事費2倍化
なんてゴメン
 社民党の福島みずほ参院議員・党首は、「軍事予算世界第3位」という「軍備超大国」への道を拒否し、「日本全土が戦火におおわれることを民主主義の力で止めよう」と強調した。共産党の宮本徹衆院議員は「今度の選挙は日本国民のこれからの命と暮らしに大きな影響をもたらす。軍事費2倍化の大合唱を阻止しよう」と訴えた。
 この日の参加者は800人。参院選公示前の最後の「国会前19日行動」となった。自民・公明などの与党勢力を参院選で敗北に追い込み、岸田内閣を退陣させる闘いを「酷暑」の中で実現しよう。     (K)

国会前で岸田政権を打ち倒そうとアピール(6.19)

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