7.24ミャンマー大使館抗議デモ

ミャンマー軍評議会は民衆に対するテロ・人権侵害をやめろ

 7月24日午前10時から、東京五反田駅近くの五反田南公園で、ミャンマー大使館への抗議デモが行われた、在日ミャンマー人ら250人以上が参加した。この行動は日本の数カ所でも同時に行われた。真夏の暑さにもかかわらず、会場は次々と若いミャンマー人の青年らが集まった。

行動の訴え

 以下は行動の訴えである。
 ミャンマー軍の不当なクーデターから一年半がたちました。
 軍評議会は民主的な政権を破壊し、国民に対するテロ行為と人権侵害を続けているため、人々の苦境は深まるばかりです。
 このような軍による残虐な不法行為をミャンマー国民は絶対に許さず、現在に至るまであらゆる方法で抵抗し続けています。クーデター軍は暴力によって不当に権力を掌握しましたが、国家を完全に統治できておらず、また今後も完全に支配することは不可能です。
 諸外国に在住するミャンマー人もまた、武力弾圧にさらされながら国内で闘っているミャンマー国民と共にあり、共に闘っていくという決意を示し、軍評議会を承認・支持しないよう諸外国政府に働きかけ続けなければなりません。
 一方、ミャンマーの不当なクーデターに対する日本政府の態度は一貫しておらず、クーデターをおこしたテロ軍事組織との友好関係が次第に深くなっていくことにミャンマー国民全体が深い怒りと悲しみを感じています。
 そこで、私たち在日ミャンマー人は日本政府への要請事項を記載した公開書簡を提出し、併せてデモを行い、日本国民とメディアのご理解・ご協力をもとめる所存です。
 デモは日本の各都市で一斉に行われますので、ご参加のほど、よろしくお願い申し上げます。

私たちは必ず
勝利する!
 集会では少数民族の代表が最初に「困難な闘いであるが必ず勝利する」と訴えた。そして以下の要求が掲げられ、デモの中で、道行く人々に訴えた。
①昨年6月衆参両院で可決されたクーデターに対する非難と民主的体制回復を求める決議案を尊重し、これに沿った外交政策を実施すること。
②人道支援はNUG(国民統一政府)およびパートナー組織を経由して提供すること。
③現体制における政府開発援助(ODA)の全面停止。
④国家統治評議会および国軍からの留学生の受け入れの停止。
⑤現体制に対する経済制裁。
⑥在留ミャンマー人への緊急人道支援としての入国管理の一部条件緩和。
⑦ミャンマーの正統な政府としてNUGを認定し、駐日代表事務所と正式に連携すること。
 安倍晋三元総理の「国葬」に、ミャンマー軍政代表を呼び、参加するのではないかと報道される中、「国葬」参加に反対するプラカードも掲げられた。ジャーナリストでミャンマーで不当逮捕された経験がある北角裕樹さんが激励のあいさつを行った。デモ終了後、大使館前に集まり、参加した団体や各少数民族の代表が1時間抗議行動を続けた。日本政府のミャンマー軍政を支える姿勢が問われている。ミャンマー民主化闘争に連帯を      (М)

日本政府は軍政と絶縁を、とデモで訴える。ミャンマー大使館前へデモ(7.24)

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