辺野古埋立て中止を

9.5防衛省月例申し入れ行動

県知事選の勝利へ全力を

横田基地配備のオスプレイ撤退を

 9月5日午後6時半から、防衛省に対して「辺野古新基地建設を直ちに中止せよ」と申し入れ行動を行った。辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけ。

玉城デニー知事
の再選へ全力で
 実行委の外間さんが「台風の中、一生懸命に知事選勝利に向けて活動をしている。玉城デニー候補に対抗して出ている自民党系の候補者は統一教会との関係が明らかになっている。辺野古基地建設問題だけでなく、沖縄は餌食にされ、いろんな団体が来て沖縄を侵食している。これを絶対に許してはならない。あと1週間東京でできることをやろう。開票の翌日9月12日には『岸田政権にNO! できない! 造らせない! 辺野古新基地 官邸前アクション』を行うので参加してほしい」と訴えた。
 花輪さんがサンゴ移植がサンゴを死滅においやると批判した。
 「高い気温で、海水温があがっている。そうするとサンゴの白化現象が起きる。白化は造礁サンゴに共生している褐虫藻が失われることで、サンゴの白い骨格が透けて見える現象。白化状態が続くと、サンゴは共生藻からの光合成生産物を受け取ることができず壊滅してしまう」。
 「サンゴ移植は暑い時はやめろと言われている。移植しても6~7年はもたない。無謀なことをやっている。最近の世論調査でも辺野古反対が55%で、容認が39・9%だ。サンゴ移植、埋め立てをやめろ」。

違法な埋立て
工事をやめろ
 沖縄から、沖縄平和市民連絡会の上間芳子さんが電話でアピールした。
 「辺野古側の埋め立てられたのは11%。辺野古基地建設の工事は進んでいない。ただし、第4ゲートの商業用地の造成を行っている。70年以上育ててきた木を伐採して、軟弱地盤の改良工事を行っている。陸でも海でも軟弱地盤問題がある。高さ制限の問題もある。こうした違法な工事を許せない、認めないということで座り込みを続けている」。
 「埋め立てが完成すれば、キャンプシュワブも米軍と自衛隊の共同使用となる。77年前の戦争を二度と繰り返してはいけない。県民が差し出した基地はない。遺骨混じりの南部の土砂の使用も反対だ」。
 「知事選。普天間基地のある宜野湾前市長だった佐喜眞は、市長時代に5~7年普天間基地の運用停止を言っていたが、知事選の政策ではこの要求はしていない。統一教会と深い関係があることが明らかになっている。もう一人の下地候補は辺野古側の埋め立て地をオスプレイパットとして使うと言っている。これは高江と一体として使うもので、基地の強化で、とんでもないことだ」。
 「知事選の投票日には、宜野湾市長選や5つの市議選、那覇県議補選の開票もある。保守が強い選挙区もあり、玉城デニー候補の優勢が伝えられるが油断は禁物だ。防衛費の5兆5千億円をGDP2%にし、11兆円にするという話が出ている。絶対に認められない。これを止める。安倍の国葬も認めない。安倍元首相は2014年の安保法制の時、辺野古工事を拡大させた。先島諸島への自衛隊ミサイル基地の建設・配備は沖縄が戦場になることだ。これをやめさせよう」。

横田基地配備のオスプレイの撤退を
 横田基地反対行動を闘っている棣棠浄さんが報告。
 「8月16日、米空軍特殊部隊がCV―22オスプレイを安全上の理由で、無期限で地上待機するよう指示したと明らかにした。飛行中のクラッチの不具合による事故が2017年以降で4件、過去6週間で2件起きたことによる危機管理対策だと言っている」。
 「海兵隊のMV―22オスプレイは訓練しているから大丈夫だといっている。木更津の陸上自衛隊のV―22は地上待機し様子を見ている。横田では9月9日から飛行を再開すると言いながら、9月3日から飛んでいた。米軍が問題があると正式に認めたことが重要だ。米国内では最近オスプレイが墜落して9人が死んでいる。検証しながら、日米共同演習を監視していきたい」。
 「9月1日、申し入れ、スタンディングをやった。毎月1日を一の日行動として、午前11時に、米軍第2ゲート前。ぜひ、参加してほしい」。
 次に、「大軍拡と基地強化にNO!アクション2022」の池田五律さんが「学生時代に勝共連合と対決した。彼らは在日韓国人を監視して、韓国に留学した学生をスパイとしてでっちあげるのに一役買った。そうした勝共連合と深い関係にあった安倍の国葬に反対する。12月に新しい国家安全保障戦略が決められる。8月末に概算要求が出されたが、金額が書いていない。財政無視のやり方で許せない。9月18日午後1時半から、文京区民センターで『防衛予算 概算要求分析討論会』、9月22日午後6時半、防衛省前『大軍拡反対 防衛省申し入れ行動』に参加を」と呼びかけた。
 最後に、9月9日土地規制法の学習会、9月12日官邸前行動への参加が呼びかけられた。今回の防衛省申し入れは反安保実行委員会が行った。     (M)


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