10.17久保田徹さん及びすべての政治囚の解放を求める 外務省行動
ミャンマー民主化のためのネットワーク
10月17日午後4時に、外務省前に在日ミャンマー人、ミャンマーの民主化を求める日本の市民が集まり、外務省に、ジャーナリスト久保田徹さん及びすべての政治囚の解放を求める要請行動を行った。
日本人ジャーナリスト、久保田徹さんは今年7月末、ヤンゴンにおいて現地のデモを取材中に逮捕、起訴された。そして10月5日、軍事法廷において久保田さんには禁錮7年の実刑が宣告され、さらに12日には禁錮3年の不当な判決が言い渡された。
久保田さんのような、ミャンマーの実情を報道しようとするジャーナリストも数多く逮捕されている。拘禁施設内での拷問などで命を落とす人も多く、女性に対する性的暴力も多数報告されている。在日ミャンマー人及びミャンマーの民主化を求める日本の市民は、こういった軍評議会(SAC)の暴挙に強く抗議した。
外務省へ要請行動
南東アジア局の方に要請をした仲間たちが返ってきて、外務省前で報告とスタンディングを行った。
ミャンマー人。「国軍は村民の家を焼くなどの暴挙を行っている。それに対して、国軍はいらないとデモをやっている人たちがいる。クーデター以後、2300人が犠牲になり、1万5千人が収監されている。国内避難民も10万人以上出ている。暴力は受け入れられない。北角さんのように釈放してほしい。すべての政治囚の釈放のために日本政府もちゃんとやってほしい。私たちはあきらめない」。
昨年4月にミャンマー国軍に拘束され、5月に解放されたジャーナリストの北角裕樹さんは「私はインセン刑務所で昨年1カ月を送って戻ってきた。 久保田さんのことは人ごとではない。久保田さんは何を伝えたかったのか、多くの苦しんでいる人たちのために声をあげた。大使館は全力で動いている。声をあげて後押ししてほしい」と思いを語った。
日本人。「南東アジア局の人はクーデターは認めていない、久保田さんの釈放を求めているが、詳しいことは話せない。アウンサンスーチーはすでに77歳だ。スーチンさんの釈放の名前を出して釈放を求めてほしい。国際社会と連携して釈放してほしい」。
「久保田さんは真実を伝えたことで10年の懲役なんて許せない。起きている現実を知ってほしい。友人たちが無実の罪で捕まっている。1日も早く帰ってきてほしい。釈放を強く求める」。
最後に、次のようなスローガンを叫んで訴えた。
①日本政府はミャンマー国軍部に支援を やめろ②日本政府は衆参両院の決議を 実行しろ③久保田さんスーチー氏と全ての政治囚を解放するよう、ミャンマー国軍部に 圧力を④日本政府はミャンマー国民の真の声に耳を 傾けろ⑤日本政府はミャンマー国民が選んだ国民統一政府NUGを 認めろ⑥ミャンマー春の革命は 絶対に勝つぞー。 (M)
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