10.16第28回統一マダン集会に参加して

朝鮮半島の平和をめざして
共に知り共に生きる社会を

 10月16日午後1時から、常磐線三河島駅に近い「真土小・想い出広場」で「朝鮮半島の統一、民族の和解、平和なアジア、差別のない社会」をスローガンに「第28回統一マダン東京」が開催された。

地域から作り
出す民衆連帯を
 「統一マダン東京」は、荒川、墨田、江東区など東京東部地域の労働組合、市民運動などが戦争、民族差別のない社会を共に作り出していくことをめざして毎年行われている。コロナ禍での困難な状況が続く今だからこそ、という思いをこめて今年もやることになったのだ、という。
 私が「統一マダン東京」に参加したのは、初めてだが、行政をも巻き込むかたちで、同じ地域に暮らす労働者や市民のイニシアティブで日本、韓国の人びとがお互いに協力し合いながら「共に知り、共に生きる」実践をつくりあげようと努力していることの意味は決して小さいものではない。
 プログラムを紹介しよう。
1 オープニングは韓日の有志である民族打楽器チーム「YUUSHI(有志)」による演奏。
2 韓統連東京本部・代表の実行委員長あいさつ
3 巫女の舞(ムニョチム)崔恩和民族舞踊研究所「歓喜(フアニ)」
4 HIP-HOPダンス 葛飾ストリートダンスクラブ「チェーゴ」&「ブルートッキ」(東京朝鮮第五初中級学校に通う子供たち)
5 沖縄の唄と踊り あしびなーず
6 韓国民衆歌謡 ノレの会
7 テコンドー演習 ファラン朴武館 テコンドー荒川道場
8 女性平和アピール 在日コリアン女性と日本人女性有志
9 ノレベ・ウリナラ・ライブ

一人ひとりの
対話を基礎に
 音楽、踊りをベースに、朝鮮半島の平和・統一、在日韓国・朝鮮の人びとと日本の労働者の共同作業を積み重ねていく作業を、各地で作り出していく行動は、もちろん在日朝鮮・韓国の人びとの歴史を思い起こし、現在も新たな形で再生産されている差別のあり方をどのように克服していくのか、という現実的な問題意識に貫かれた地域や職場、学校に根差した意識的な実践によって保障される。まずはこうした経験を積み重ね、広げていきたい。
 そうした地域ごとの実践を交流し合い、ともに討論しながら、共同の活動を積み重ねていくことが、これからますます必要になっていくに違いない。  (K)

日韓・日朝民衆連帯の運動を地域から(10.16)

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