12.3マイナ保険証を強制するな緊急アクション
保険証廃止を勝手に決めるな マイナ保険証への強制反対 医療機関のオンライン資格確認導入義務化撤回
12月3日午後2時から、東京・JR新宿駅東口アルタ前で「保険証廃止を勝手に決めるな マイナ保険証への強制反対 医療機関のオンライン資格確認導入義務化撤回」、マイナ保険証を強制するな12・3緊急アクションが全国保険医団体連合会、中央社会保障推進協議会の主催で行われた。
参加した医師・歯科医師などがリレートークで、マイナ保険証を強制するなと訴えた。
全国保険医団体連合会に参加する医師は訴えた。
「同連合会は医師・歯科医師10万7千人の会員がいる。コロナ禍や物価高で生活が困窮する中、10月1日介護保険の割合の負担増など、社会保障費の改悪が行われた。マイナカードに情報の一括管理、保険証の廃止を勧告、来年3月に医療機関のオンライン資格確認義務化される。しかし、地域診療所では遅々として進まない。信頼できない政府に委ねるわけにはいかない。マイナカード導入も進んでいない。マイナカードは任意取得となっている。思想・信条の自由に違反する。断じて許されない」。
次に歯科医師は「静岡から午前中で診療所を閉めてやってきた。保険証を2年後に廃止する。とんでもないことだ。現場は困惑し迷惑している。現在の保険証はなんら問題ない。来年4月からオンライン資格確認が義務化される。保険診療ができなくなるかもしれない」と話した。
東京土建は被保険者の立場から発言した。
「保険証の資格確認は保険証の番号を入れればどんな健康保険に入っているかすぐに分かる。マイナカードにする必要はないし無駄遣いだ。マイナカードと紐付けすることは『適正化』ではなく、顔認証をし個人情報を管理するものだ。保険証は団結のあかしで、組合の団結の証明でもある。国民皆保険の信頼を失うものになる。反対か賛成かのシール投票も行っている」。
歯科医師。「現在、保険証を持っていればどこでもいつでも医療が受けられる。マイナカードにするメリットがまったくない。だから不人気で2万円のポイントを配るなどしてきた。マイナ保険証は知られたくない病名などが漏洩する。現在、保険証の確認は月1回でいいが、マイナ保険証は行くたびに確認しなければならない。持っていないと10割負担になる」。
高齢者の団体。「なぜ保険証を廃止しなければならないのか。対応できない高齢者がたくさんいる。病院に行けなくてもよい、切り捨てていく。冷たい社会になっていく。障害があっても、病気を持っていても安心して暮らせる社会を実現しなければならない。岸田政権は力づくでやってきている。廃止するためにムダなカネを使う必要はない。廃止をやめさせよう」。
マイナンバー制反対連絡会。「ネット反対署名をやった。4日間で、10万筆が集まった。マイナカード導入で、ポイントのアメの次はムチですか。個人情報が営利企業の金もうけに使われる。監視社会を作ろうとしている。私の所に次のような話が届いている。LGBTの人から。『ただでさえ生きづらいのに、マイナ保険証の導入ですか。いいかげんにしてほしい』。DV被害者。『住民票がとれない。シェルターに避難しているのに、それが分かってしまう』。強制はいやだ、押しつけるな」。
中央社会保障推進協議会や日本年金者組合からも訴えがあった。30人以上が参加し、チラシまき、署名も行われた。訴えは注目され、チラシを受け取る人が多かった。マイナ保険証の強制に反対しよう。 (M)
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