2023年愛知県知事選挙

革新県政の会が尾形けいこ
さん(緑の党)の推薦を決定

 来年の2023年2月に愛知県知事選挙が行われる。(1月19日告示・2月5日投開票)これに向け日本共産党の愛知県革新県政の会は11月16日、臨時総会を開き、立候補の意思を表明した「緑の党・東海」代表の尾形けいこさんを推薦することを決定した。
 前回の愛知県知事選挙(2019年2月)では前愛労連議長の榑松佐一さんが立候補したが35万5311票(得票率16・68%)で現職の大村秀章知事の177万票に及ばず落選した。(大村知事は自民党、公明党、立憲・国民の両民主党が推薦した。)榑松さんは共産党のみの推薦であったが今回は「緑の党」との共闘であり、今までとは違う幅広い支持と協力を得られる選挙戦が期待される。

勝利めざし
て決起集会
 12月2日には名古屋市公会堂で「愛知県知事選挙の勝利をめざす革新県政の会決起集会」が行われ400人が参加した。連帯の挨拶では共産党以外からの発言も多数あった。知事選挙に向けた基本政策が革新県政の会常任幹事会から提起され、特に物価高から県民生活を守る取り組み、コロナ禍のもとでの福祉の充実や地球温暖化問題へのとりくみ、ジェンダー平等と人権権を守る県政にしていくことが提起された。
 中盤では労働組合、福祉、年金、環境問題、若者の運動に取り組む団体が色とりどりの横断幕を掲げて勢ぞろいし、それぞれの取り組みを報告した。そして最後に尾形けいこさんが登壇し「尾形けいこの重要政策」を報告して集会参加者から万雷の拍手を受けた。

「維新」は愛知
を最重点地区に
 来年、2023年は4月統一地方選挙も控えており愛知において、これにも影響する重要な選挙になるだろう。また名古屋市議選では「減税日本」「維新の会」の選挙協力という問題がある。マスコミの情報では最近、「減税日本」と「維新の会」の間に亀裂がはいり一転してお互いに「対決姿勢」になったと報じられている。だが油断はできない。「維新の会」の藤田文武幹事長は11月24日、愛知県庁で記者会見を開き、来年の4月統一地方選では愛知県を最重点地区に位置づけ名古屋市議選の全選挙区を含め、県内で計40~50人の公認候補を擁立する方針を明らかにした。

 反転攻勢へ

 保守、右翼勢力は自民党だけではなく「オルタナ右翼」やポピュリズム、排外主義などが跳梁跋扈する日本の政治において今回の愛知県知事選挙は反転攻勢の大きな機会になるかもしれないし、またそうしなければならない。愛知県知事選挙への注目と連帯をすべての労働者民衆に訴えます。そして政治党派の違いをのりこえ統一戦線を拡大し4月統一地方選挙に全力で労働者民衆の代表を当選させる闘いに起ちあがろう。
(越中)

週刊かけはし

購読料
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009  新時代社