12.5辺野古実 月例防衛省申し入れ行動

自衛隊ミサイル基地建設をやめろ

12月5日、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が防衛省に対して、辺野古に新基地建設、自衛隊の先島ミサイル基地建設の中止を求めて申し入れ行動を行った。
 辺野古実の仲間が概括的に訴えた。
 「沖縄に自衛隊を増強し、島々に基地が作られ、ミサイルが配備されている。さらに、敵基地攻撃能力を保有する防衛3文書に盛り込むことを与党で合意した。5年で軍事費を倍にする。トマホークも購入する。『台湾有事』を利用し中国包囲網を行い、米国といっしょに戦争を行う。立憲もこれを容認している。許せない」。
 平和市民連絡会の上間よし子さんが沖縄から電話でアピールした。
 「沖縄はたいへんな状況になっている。米日共同演習をやった。自衛隊の第15旅団を師団へ増強する。辺野古だけではなく、与那国島から奄美半島まで強化している。12月11日に、宮古島でブルーインパルスの曲芸飛行が行われる。米軍と自衛隊の一体の訓練は九州の宮崎・福岡に拡大している」。
 「戦争はやってはいけない。自衛隊は戦争準備に前のめりになっている。防衛費拡大ありきだ。未来の子どものために背負わされる。与那国島の避難訓練は参加者が22人だけ。宮古島の訓練で、県は許可を出した。県にも抗議した。県民の分断が進んでいる。いったん戦争が始まったら止められない。最後まで負けずにがんばろう」。
 宮古島から参加した仲間が「反対の声は無視され、落胆するのみだ。小さな島にミサイルが設置され、シェルターが作られる。守るものは何なのか。この間の連帯の運動に感謝する。どうなっているのか見てほしい。平和を訴えていきたい」と報告した。
 沖縄の辺野古行動に参加した人が「工事用ゲートから1日150台のダンプが入っている。第4ゲートの美謝川の切り替え工事が行われている。安和・塩川でも阻止行動がある。現地の負担が増えている。座り込みの人数は10人から百人くらい。県外の人も戻ってきた。ごぼう抜きされても工事を止めたい」と話した。
 練馬アクションから外務省交渉や閣議決定に抗議する行動予定が話され、警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法住民訴訟原告団が11月16日、東京の上告を棄却した最高裁判決を批判した。今回の防衛省への申し入れはアジア共同行動首都圏、争議団連絡会議・地域共闘交流会が行った。  (M)

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