12.16名古屋、閣議決定に抗議する
安保関連3文書改訂許すな
東海防衛支局に要請行動
【愛知】「敵基地攻撃能力の保有」などを盛り込んだ安保関連3文書(国家安全保障戦略・防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画)の改定に合意し、閣議決定がおこなわれようとしている12月16日の午前、名古屋市の官庁街にある名古屋合同庁舎1号館の東海防衛支局に対し「安保関連3文書改訂・防衛協力強化の閣議決定に抗議し、撤回を求める要望書」の提出と要請行動を不戦へのネットワークの呼びかけで行い10人ほどが参加した。
戦争の危機
を煽るな!
東海防衛支局は防衛相の地方出先機関であり、愛知、岐阜、三重の東海3県の自衛隊組織と基地や演習場などの施設を管轄する。
愛知県は全国でも有数の軍需産業が集中する都市であり経済安保の視点から見ても重要な影響が懸念される。すでに三菱重工業小牧工場では改造された12式地対艦誘導弾の開発と製造が始まろうとしている。強い危機感と国会で閣議決定に反対するデモと連帯し大軍拡と改憲阻止の決意をこめて要請行動が行われた。
東海防衛支局からは報道官が対応し、会議室で要請の趣旨を述べ、要望書を提出して防衛省に届けるよう伝えた。また参加者からも様々な意見が述べられた。特に尖閣諸島をめぐる中国の脅威論については、「政治団体がボートで尖閣諸島周辺を通過させたことで中国の警備船が出てきたこと、『中国の脅威』なるものがつくられたものであることは知っているはずだ、それなのに戦争の危機を煽り防衛の名のもとに軍拡を進めようとしている。」と厳しく批判した。そして沖縄を戦場にする軍拡はやめるべきだと強く訴えた。
防衛支局の報道官は必ず皆さんの声を届けますと述べた。報道官に要望書を手渡してこの日の要請行動を終えた。今回の要請行動は、人数は少なかったが行動ははじまったばかりだ。軍事都市の愛知から改憲阻止、大軍拡、増税と闘う反戦のうねりをまきおこすために、さらなる闘いを開始しよう。(越中)
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