12.17地域から戦争国家はゴメンだの運動を!

持つな!敵基地攻撃能力

 【東京北部】12月17日、岸田政権が安保関連3文書を改定し、敵基地攻撃能力の保有や防衛関連の予算をGDP比2%へと倍増させることを閣議決定し、自民党、公明党がその財源として所得税などの増税方針を決めた翌日、池袋で「とめよう!軍拡 もつな!敵基地攻撃能力 池袋アクション」が行われた。

岸田政権の
軍拡止めろ
 午後2時から東池袋中央公園で行われた集会では実行委員会を構成する東京北部各区の仲間が発言した、まず初めに北区の大束さんは「昨日、岸田政権はとんでもないことを決めた」として2023年安保の闘いを!と訴えた。そして北区では区内のさまざまな市民団体や労働組合が「戦争はイヤだ!北区ネット」を作り、毎月駅頭でのアピール行動をおこな
っていることなどを報告した。
 板橋の仲間は国会での議論もなく閣議決定で敵基地攻撃能力の保有や防衛予算の倍増を決めたことを糾弾し、板橋では約300人で地域デモを行ったことを報告した。
 豊島区の山口菊子元区議は「ここ(会場の東池袋中央公園)はA級戦犯が収監されていた巣鴨プリズンの跡地です。日本はA級戦犯が首相になった国なんです。安倍のおじいちゃんの岸です。あの時にそういう流れをきちんと断ち切れなかったことが今につながっている」。さらに「輸入も輸出も中国が一番です、そんな国と戦争するんですか? 外交のできない政治家に私たちの税金を使ってもらいたくない」と発言した。
 練馬の池田さんは「練馬には2つの自衛隊基地があります。陸上自衛隊練馬駐屯地と朝霞駐屯地です。朝霞駐屯地も住所は埼玉の朝霞ではなく練馬区大泉なんです」「朝霞には総隊司令部が置かれ、練馬駐屯地は首都の治安出動部隊です。自衛隊は反戦デモは敵対勢力の影響を受けているものと考えている。反戦デモをグレーゾーン事態と位置づけ『テロ』と同列視していたことが今年4月に国会で明らかになりました」そして「3月の予算編成で、新たな方針に基づく防衛予算の大幅な増額をなんとしても許してはならない」と訴えた。

与那国住民の
運動に連帯を
 最後に連帯発言として一坪反戦地主会の大仲さんが発言、与那国での16式機動戦闘車(MCV)の走行訓練、石垣での駐屯地建設などに触れ、オール沖縄が基地反対の署名を提起していることを報告し、協力を訴えた。
 さらに司会者より共産党の豊島区議2人が参加していることが紹介され拍手で確認された。
 集会の後、約200人の参加者は池袋を1周するデモに出発した。閣議決定の翌日とあって街ゆく人々の注目度も高く、またマスコミの取材も多かった。出発地の東池袋中央公園に戻って解散した。    (板)

街行く人々の注目の中、大軍拡ノーをアピール(12.17)

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